処刑人は嘲笑う【nightmare】

成立 ページ9

ナイトメアside



「なら、状況成立といこう」

はっ！否定権があると思っていたなんてな


全く可愛らしいものだ



『じゃあ、私からもひとつ



私の身元は調べないでくれ』



「何故？」



『良いから。頼む』


彼女はそっぽを向いて呟くように言った。


「わかった。」


それから俺は嘘を簡単に吐いた

調べないわけないのに。



まぁ、所詮玩具として雇ったようなものだ。
俺はネガティブを吐かせればいいだけ


使い捨てカイロのようなものだ



「せいぜい頑張れよ」


スクスクと微笑した


『メア』


「…？」


『私は今日からメアと呼ぶ。それと、私はもうお前のものだ。

お前の望むことをしよう』


「へぇ……いいのか？本当に」



『あぁ。実は元々組織が嫌いだったんだ
だからメアに捕まったのは好都合かもな』


なんで



なんでこいつは笑っている？


はにかむようにこうかくをあげて。


恐怖しない。





あぁ。



思っていたより面白い玩具だ


だが…どこかでこいつを見たことがあるような気がする




調べがいもあるなんて



パーフェクトだな……♪

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