処刑人は嘲笑う【nightmare】

策略 ページ31

触手で交戦するも、全て弾かれる。

こいつの出すポジティブが気持ち悪い。吐き気がする。

そうこうしてるうちに、こいつのヌンチャクの様な武器が俺の頬を殴った。

それから矢で触手を固定される。

「あは、ダーリン弱くなったかい？」

「…ﾁｯ」


低弱な煽りに短い舌打ちをした。

触手を一旦引っ込め、矢の固定から抜け出すと同時にナイトメアみずからスワドリに近づき、みぞおちに叩き込んだ。


この行動、ショートカットを含め、0.50秒。


避ける隙もなかったスワドリはあっけなく食らった。


「ゲホｯ、っ、」

ドスｯ


一息つく前にまた一発また一発と、腹に入れる。

スワドリはやっとの隙を見て逃げる。



距離をとるため、羽を広げようとした。




動けない。羽が広がらない。


ふと、羽を見ると彼の触手のドロッとした液体が付いていた。



「…っは。どうした？そんな顔して。何か驚くようなことでもあったか？あったよなァ？

お前は意図も知らずに単調だと告げた。


だがお前の考えは浅はかだな？」





何故？この黒い液体、粘着性がある。


粘りけの様な、マグマの様な話だが、本当にそんな話なのだ。



スワドリは倒れた。

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