処刑人は嘲笑う【nightmare】

突然愛されている？ ページ13

主side



目がさめた。

『…いつのまに寝てたのかな……』

「…お早いお目覚めだな」


突然声が聞こえたから思わず見上げればナイトメアの顔。


『び、ビックリした……』


「ビックリするとネガティブが出ちゃうんじゃないのか？w」



こいつ。


舐めてやがるぜ。


「…ほう。この俺がお前を舐めてると？」


『…ﾁｯ………』


思考が読めることを忘れていた。



が。


そんなことよりだ。



『どうして私はお前の上に乗せられているんだ。』


「まぁいいだろ」


はぁ？



『…まぁいいや。おろして』

「そいつは無理なお願いだな」


『なんでだよ！』


なにが無理なんだ！




「…まぁ大人しくしてろって。この本は面白いぞ。一緒に読むか？」


ほぇ？



なんだこの態度の変わり様は。


ともかく


退いてもくれず、仕方なく一緒に本を読んだ。

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