【鬼滅の刃】精霊遣いは鬼滅の刃の世界に来たけど、原作ぶっ壊れ過ぎて混沌だった！

其ノ拾漆　柱の自己紹介 ページ18

sideA

柱合会議を終えた後、伯父様は子供達とゆっくり話しておいで、と言われたので、柱の皆さんと話をすることにした。
と言っても、私の知らない六人は、任務のようでまた話そうと言って、何処かに消えて行った。
なんて都合のいい…！

ということで、カナエさん、宇随さん、悲鳴嶼さんと共に場所を移動して話すことになった。
場所は蝶屋敷。
庭には蝶が飛んでいて、綺麗だった。
カナエさんは私達を応接間に案内すると、少し会わせたい人がいるからと言って何処かへ行ってしまった。
応接間に入って座ると、私達の前の座布団に座った宇隨さんが口を開いた。


「まず、派手に自己紹介させてもらうぜ？俺は宇髄天元。音柱であり、祭の神だ！派手なもんは大好きだ！よろしくな、A、錆兎、真菰！」


「よ、よろしくお願いします」


宇随さん、元気だぁ…。
派手なの好きなのは知ってたけど、この時から好きだったのか。
でも、両隣に座ってる錆兎と真菰の名前も呼んでくれたから、認めてくれてるみたいで嬉しい。
まぁ、その二人は宇随さんの勢いが凄くて、驚いている空気出してるけど。


「次は私だな。私は悲鳴嶼行冥。岩柱だ。こんなにも幼いのに鬼と共に鬼狩りとは…よく頑張っているな…南無阿弥陀」


「あ、ありがとうございます…？」


うん？
どうして涙を流し始めたのかはよく分からないけど、とりあえず、南無阿弥陀唱えるのやめて下さい。
私、死んでないので！

丁度、悲鳴嶼さんが自己紹介を終えた時、襖が開いて、カナエさんがお茶やお菓子を持って入ってきた。
後ろには…なんと、胡蝶しのぶさんと栗花落カナヲちゃんが居た。
まさか会わせたい人って、この二人？！
私が驚いているのと同時に、しのぶさんとカナヲちゃんも目を見開いて驚いたような空気を出した。


「あら、自己紹介してました？私達もしなくちゃ」


カナエさんはしのぶさんとカナヲちゃんに座るように言うと、私達の前にお茶を置いた。
錆兎と真菰は、湯呑みを取ると、冷ましながら飲んだ。
美味しかったらしく、ふわぁとした空気が出てきたので、思わず笑みを浮かべる。
すると、カナエさんが言った。


「ふふっ、本当に仲が良いのね。私は胡蝶カナエ。花柱を務めているわ。よろしくね、Aちゃん、錆兎君、真菰ちゃん」


「…よろしくお願いします」


なんだか、嬉しそうな空気を出しながら笑う彼女は、とても綺麗で一瞬固まった。
この世界の主要人物の顔面偏差値高いよ？！

其ノ拾捌　しのぶとカナヲと精霊と→←其ノ拾陸　小さな我儘

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す