fruit of our love (青) 〜追い恋 2nd〜 (13)

脱線 ページ10

それから数日、ゆうちゃんからは特に連絡もなく、気にはなるけど、私から連絡したら何だか興味津々と思われるからそっとしておいた。

そして木曜日。

「こんばんはー！」
「邪魔さしてー。」

『おー、渋谷夫妻(笑)！』

章ちゃんは今日は残業なのに、すばるくんと心春ちゃんが18時過ぎにうちに来た。

『すばるくん暇なの？』
渋「そー。部下が優秀やから暇やねん。」
心「亮くん様々なんだって(笑)」

ここ最近特にクレームもないし、やることないんだって。

『仕事ないじゃん(笑)』
渋「せやねん。やから今日はずっとシュレッダーしとった。」
『ぶちょーっ(爆)』
心「(笑)」

二人が料理を持ってきてくれて、私が作ったのも合わせたらかなり豪華な食卓になった。

『章ちゃんの取っとこ♪』

大皿にちょっとずつ料理を取って章ちゃんの分を確保したあと、

『「いただきまーす！」』

3人で夕食タイム。

渋「ヒナから聞いたで？」
『、、あー、ゆうちゃん？』
渋「そーそー、ゆうちゃん。」
心「知ってるの？」
渋「知らんけど。」
心「知らんねや(笑)」
『関西弁うまっ(爆)」

度々話しは脱線しつつ、ゆうちゃんのことを話したら、

心「クソ旦那。」
渋「バレるあたりアホやな。」
『すばるくんはバレないんだ(笑)』
渋「俺心春命やもん。一緒にせんといて。」
『かっこいー！』
渋「もっと言うて。」
心「すばるくんは絶対バレる(笑)」
渋「俺アホやんけ(笑)」
『嘘付けないだけでしょ(笑)？』

度々度々、脱線するからなかなか話が進まないし、

章「ただいまー。」
大「邪魔するでー。」
ｴﾘ「お邪魔しまーす。」

章ちゃんが帰って来て、大倉さんとエリちゃんも来た。

大「葉月ー！お父ちゃんやでー♪」
章「やめとけ。」
ｴﾘ「おじいちゃんじゃなくて(笑)？」
渋「ほんなら俺何？」
心「近所のおじいちゃん。」
渋「、、しゃあないな。」
『いいんだ(笑)』

人数が集まってますます脱線したけど、

♪ピーンポーン、、

『、、はい？』

ドアのインターホンが鳴って、わちゃわちゃしてる中慌てて受話器を取ったら、

「私、ゆうです、、ｸﾞｽｯ(泣)」
『ゆうちゃん！？、、待って(汗)！』

ゆうちゃんが泣いてて、とにかく玄関まで急いだ。

『ゆうちゃん！大丈夫(汗)！？』
「Aちゃん、、旦那が(泣)」

ゆうちゃんに抱っこされてるほのかちゃんが、泣いてるママを見て不安そうで、、

『とにかく入って(汗)！』

ほのかちゃんを受け取って、彼女をうちに引き入れた。

謙虚な美人→←確率

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