当たり前(青side) ページ30
『死ぬんやったら俺らが帰ってからにしてくれ。』
A「章大くんっ(汗)」
女「、、」
『Aが傷つくから助けただけや。』
Aがおらんかったら助けてへん。
まぁ、ホテルには連絡入れとくやろうけど。
女「、、じゃあ私はどうすればいいの、、ｸﾞｽｯ(泣)」
『知らんし。』
めんどくさって思ってたら、
A「それでも生きてください。」
女「、、」
Aが優しく言うた。
A「生きて欲しいと願ってる人がいてます。」
女「、、」
ご両親とか友達とか、、
A「何より婚約者さんはそう願ってるんじゃないですか？」
『、、』
Aの言うてることはキレイごとやけど、どこか説得力があって、、
A「生きたくても生きれない人がいるんです。」
自分で終わらせたらダメです！
女「キレイごとだわ、、」
って言いながらもちょっと響いてるし。
A「キレイごとじゃないと章大くんみたいな言い方になっちゃいますよ？」
『こら(笑)』
女「うざ、、」
A「とりあえず、日本に帰ってご家族と友達に会ってから先を決めてもいいと思います！」
女「、、一人にしてくれる？」
A「でも、、」
女「もう死んだりしないわよ(苦笑)」
また変に助けられて頭打って痛い思いするだけになりそうだし、、
って、最後はちょっと笑顔が戻ってた。
・
「大丈夫かな、、」
『いけるって、生気取り戻してたもん(笑)』
病院を出て、タクシーに乗り込む。
「、、心臓止まるかと思った。」
『ごめんなぁ、、』
俺の手を握ったAの手に力が入った。
「章大くん死んだら私も死ぬ。」
『俺は死なんよ？』
「、、でも助けようとしたじゃん。」
『危なくなったら逃げるつもりやった(笑)』
当たり前やん。
A置いていくわけないやん。
それに、海についてはそこそこ勉強してるから自信はあってん。
「、、どうして助けようと思ったの？」
嫌いだって言ってたのに、ってAが不思議そうに聞いてくるから、
『新婚旅行を黒歴史にしたないやん？』
って答えたら、
「、、それだけのために！？」
って呆れてる。
『俺にとっては重大やの(笑)！』
「ばか、、あほ、、」
『ごめんてー(笑)』
またディスられた(笑)
ホテルに戻った頃にはもう12時を越えてて、
『寝るでー、おいで。』
「、、」
ベッドに寝転んで両手を広げたら、すっぽりそこにおさまって、
『おやすみ。』
「おやすみなさい。」
身動き取れんくらいぎゅって抱きしめられながら眠った。
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ゆ - めちゃくちゃ面白かったです！！なんで自分はテスト期間にこの神作品と出会ってしまったんだろう、、と読んでいる間ずっと思ってました笑 (2022年10月7日 22時) (
レス) @page50 id: 0983414f21 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - あと、前半の方ですが、2箇所くらい名前が「ひより」になってました！ (2022年3月3日 12時) (レス) id: c8b64566cd (このIDを非表示/違反報告)
えむ - 読ませていただきました！ちょっとヤスくんが本物よりブラックな感じはしましたけど笑（お話なのでそうですよねアンチじゃないです）、面白かったです！あだっ、っていうのは痛っていう関西弁なんですかね…笑 あだって初めて聞いたもので…笑 面白かったです (2022年3月3日 12時) (レス) @page17 id: c8b64566cd (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 久しぶりにひよりんさんの作品読み直して何度読んでも好きな作品です。 (2021年9月20日 15時) (レス) id: 0a5a3ede14 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ふみさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！最近は滞ってますが、再開に向けて頑張ります！ (2020年9月10日 7時) (レス) id: 222226e292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2019年6月12日 20時
