迷子 ページ21
『いるかな、あの人、、』
朝食でホテルのカフェへ。
「そらいるやろー(笑)」
同じホテルだからもちろんいるわけで、、
女「あ、おはよう(^_^)！」
章「おはよーございまーす。」
『おはようございます、、』
偶然にもタイミングばっちりで、彼女も今から朝食みたい。
女「よかったら一緒に、、」
章「すんません、新婚旅行なんで(^_^)」
『、、』
章大くんが彼女の誘いを食い気味に断ったら、
女「いいじゃない１日くらい(笑)」
彼女は鼻で笑ってて、、
章「いや、時間の無駄なんで(^_^)」
『、、』
笑顔の章大くんは、断固として引かないみたい。
女「、、奥さんは？よかったら、、」
章「もーええかな、、この時間さえも無駄なんやけど？」
『、、(汗)』
私に話しかけようとした時、彼がとうとうキレた。
女「何よ、、同じ日本人だから、、(汗)」
章「ほな日本帰れや。A、行くで？」
『あ、、うん。』
女「、、」
章大くんの最初の笑顔とのギャップに言葉を失ってる彼女を置いて、カフェに入った。
・
『笑顔で終わると思ったのに(苦笑)』
「仏の顔も三度までや。」
『３回目にはキレてたよ(笑)？』
「章大の顔は二度までや。」
『仏にはほど遠いね(笑)』
「今修行中。」
『ふはっ(笑)』
テラスに案内してもらって、サラダとスープとデニッシュを堪能する。
彼女は店内の席に座ってて、、
「やっば、、見てる見てる(笑)」
たまにこっちを見てくるみたい。
『どうして一人なのかなぁ？』
「フラれたか、裏切られたか、死に別れたか、、」
『こら、そんな事言わないのっ！』
ほんとに不思議だ。
一人旅が好きな人なら、私達みたいな新婚夫婦なんか気にも止めないだろうし、、
「とにかく！あの女とは関わらへん！」
嫌な臭いがする！って、熱くなった章大くんがオレンジジュースを飲み干した。
「俺の嗅覚は鋭いねん。Aは俺から離れたらアカンで？」
『うん、わかった(笑)』
「お前フラフラするからなぁ(笑)」
『してないよー(笑)』
「俺おらんな絶対迷子なるし！」
『そんな事ないよー(笑)』
「あるしー(笑)」
『ないしー。』
そんなつまらないやり取りをしてたら、すっかり彼女のことは忘れてしまってた。
とは言え、、
だいぶゆっくりしてたのに、彼女はまだいて、、
女「あー美味しかった♪」
『、、』
私達と同じタイミングで席を立って、聞こえるようにそう言った。
章「うざ、、」
『こらっ(汗)』
そしたら、章大くんも聞こえるように言った。
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ゆ - めちゃくちゃ面白かったです！！なんで自分はテスト期間にこの神作品と出会ってしまったんだろう、、と読んでいる間ずっと思ってました笑 (2022年10月7日 22時) (
レス) @page50 id: 0983414f21 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - あと、前半の方ですが、2箇所くらい名前が「ひより」になってました！ (2022年3月3日 12時) (レス) id: c8b64566cd (このIDを非表示/違反報告)
えむ - 読ませていただきました！ちょっとヤスくんが本物よりブラックな感じはしましたけど笑（お話なのでそうですよねアンチじゃないです）、面白かったです！あだっ、っていうのは痛っていう関西弁なんですかね…笑 あだって初めて聞いたもので…笑 面白かったです (2022年3月3日 12時) (レス) @page17 id: c8b64566cd (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 久しぶりにひよりんさんの作品読み直して何度読んでも好きな作品です。 (2021年9月20日 15時) (レス) id: 0a5a3ede14 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ふみさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！最近は滞ってますが、再開に向けて頑張ります！ (2020年9月10日 7時) (レス) id: 222226e292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2019年6月12日 20時
