高圧的 ページ35
俺がどんくらいAのこと好きか分かる？
不安にさせんとって。
ベッドの上で章大くんは呪文のように囁く。
普通で考えたら、章大くんの言葉ってある意味怖さもあるんだろうけど、すっかり彼に溺れてしまってる私は心地よさを感じて、、
『、、ふふ(笑)』
「何笑っとん？」
『だって、、可愛くて(笑)』
「、、ほんならこれは？」
『ん、、ぁ、、待って///(汗)』
ニヤッて笑った章大くんは、さっきまでとは違う表情になって、ぶつけるように私の唇を塞いだ。
・
『ばかー、、ｸﾞｽｯ(泣)』
「ごめんてー(笑)」
あれから私は、何度も意識が飛びそうになるくらいの快感に襲われて力尽きた。
「やってー、俺のこと可愛いとか言うからぁ(笑)」
ニコニコして私を抱きしめてる章大くんはさっきまでと大違い。
「アカンやん、シーツびしょびしょやんか(笑)」
「これがええの？ほんならそう言うてみ？」
「まだ気絶すんなよ？」
「泣いても無駄や。」
って、、
高圧的で、泣いても何をしても止めてくれなかった。
「俺可愛かった？」
『、、怖かった。』
「男に気安く"可愛い"なんか言うたらアカン。」
男の本能を煽るだけや、ってお説教される。
『はい、、』
素直に返事したら、
「でも、ごめんな？怖かったんやな、、」
優しい声でそう言って、汗だくな裸の私を抱きしめた。
『怖かったけど、、』
でもね、
『怖かったけどカッコよかった、、です///』
荒々しい余裕のない息遣いとか、
たくましい筋肉を伝う汗とか、
『どうしよ、、好きっ！』
子宮がキューッてなって、たまらなくなって章大くんに抱き付いたら、
「、、あほ。」
そしたら、章大くんも抱きしめ返してくれて、、
「、、A？」
『、、zzz』
いい雰囲気だったんだけど、私の体は疲れきっていたらしく、そのまま寝落ちしてしまったみたいで、、
「いや、寝るんかいっ！」
っていう章大くんの渾身の突っ込みは聞けなかった。
・
『んー、、』
窓の外で、チュンチュンって鳴くスズメの声で目が覚めた。
私の目の前には章大くんの色っぽい喉仏があって、二人でかなり密着して寝てたみたいだ。
ベッドに連れていかれた時は、章大くんはスーツのままで、お酒と汗の混じった匂いがしたけど、今は石鹸のいい香りがする。
私が寝たあとに入ったんだろうな。
サイドボードのおしゃれなデジタル時計は8時を回ったところで、
深い寝息を立ててる章大くはまだ起きそうにないから、私もまた目を閉じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千尋(プロフ) - ひよりんさん» 無事に終えることができました！先輩のお別れ会で泣いてしまいましたが(笑)続編に飛んで参ります！ (2019年4月1日 22時) (
レス) id: 89a42fabbf (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ちぇりーさん» うそやん！ありがとー！はい、頑張りますっ！ (2019年4月1日 19時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 千尋さん» そんなときもあるよー、ひよりんもボロボロのときいっぱいあったもん(о´∀`о)もうおばはんやからちょっとのことじゃ動じへんようになったけど(笑)更新頑張るからね！ (2019年4月1日 19時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - youmorepetさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年4月1日 18時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - カドケシさん» こちらこそご愛読ありがとうございます！カドケシさんにも共感してもらえる妄想文字おこし頑張りますっ！ (2019年4月1日 18時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひよりん
| 作成日時：2019年1月27日 20時
