手紙 ページ11
『美味しかった！ごちそうさまでした！』
「いいえ、どういたしまして(笑)！」
ローマの夜道は危ないから、レストランからホテルまでタクシーで帰る。
ドアマンさんがロビーで迎えてくれて、
《お帰りなさい(^_^)》
って、言ってくれたような気がしたから、
『ただいま！』
って気持ちを込めて日本語で挨拶した。
午後21時半、
『あー、、楽しかった、、わ、、スゴい！』
「何これ、、(笑)」
部屋に入ったら、氷のたくさん入ったバケツに埋もれたシャンパンと綺麗にカットされたフルーツがテーブルに置いてあった。
そばに手紙が置いてあって、、
〈イタリア最後の夜を楽しんでください 足立〉
って書かれてる。
『足立さん！？』
「みたいやな(笑)」
わざわざフィレンツェからこのホテルに連絡して用意してくれたみたい。
「、、あ、もしもし？安田です。すみません、シャンパンとフルーツ、ごちそうになりますー(笑)」
早速章大くんがお礼の電話をしてて、
私はその間に章大くんのジャケットを預かってハンガーにかける。
「はい、ありがとうございました、お世話になりました、、」
『ふふ、、(笑)』
章大くんが足立さんと話しながら私の頭を撫でるから、思わず章大くんに抱き付いた。
ほんの数時間前、もう二度と触れられないんだと覚悟した気持ちを思い出したらまだ胸がぎゅってなる。
それに体が反応して、彼を抱きしめる腕が強くなる。
「はい、では失礼しますー、、」
携帯を切った章大くんの両手が私を包んで、
「どしたん？」
って、背中をトントンってしてくれる。
『ううん、何でもない。』
「シャンパン飲む？」
『、、いらない。』
「どうしてほしい？」
『、、好きって言って、、』
「好き、、ちゃうな、、」
『、、？』
何かちゃうな、、って章大くんがちょっと考えてて、、
「愛してる。、、の方がしっくりくるかな(笑)」
『、、あほ、、ｸﾞｽｯ(泣)』
章大くんが耳元でそう囁くから泣けてしまった。
「ベッド行く？」
『、、わっ、、』
頭を縦に振ったら、私の膝の裏に腕を添えて、そのままお姫様抱っこされた。
「何でも言うこと聞いたる(^_^)」
どうする？って、私をベッドに寝かせて覆い被さってきたから、
『変なカッコはしたくない。』
「うそん、、」
『優等生でお願いします(笑)』
「、、かしこまりました。」
はぁ、、ってため息つかれたけど、
キスも、
私に触れる手も、
全部全部優しくて、
やっぱり泣けてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3950人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「関ジャニ∞」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひひ(プロフ) - 6章頑張ってください！楽しみにしてます(*^^*) (2018年8月9日 8時) (
レス) id: de5c215d05 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - ６章首を長くして待っています。頑張ってください。(^-^ゞ (2018年8月8日 22時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あづくら(プロフ) - ６章頑張ってください！応援してます (2018年8月8日 11時) (レス) id: 27508a0b54 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ぴろさん» よかったー(о´∀`о)6章がんばりますっ！！ (2018年8月7日 18時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 倉安LOVEさん» あっという間に6章やわー(笑)１章完結のはずやったのにー(≧▽≦)ねー、平穏な日々を書けるよう努力します(^_^ゞ (2018年8月7日 18時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひよりん
| 作成日時：2018年6月22日 19時
