fruit of our love (青) 〜追い恋 2nd〜 (10)

クズっぷり(青side) ページ36

『では、また何かありましたらご連絡ください。』

亮「失礼しましたー。」

翌日の朝、システム導入のため亮を連れてまた昨日の会社へ。

無事作業も終わって、帰りに最寄り駅内にある定食屋で昼飯食べることにした。

亮「なぁなぁ、あの会社で昨日何かあったん？」

『なんでー(笑)？』

亮「やって、社員の人めっちゃ章ちゃんウェルカムやったやん。」

『何もないよ(笑)』

そう、朝イチ行ったらコーヒーとお菓子出てきた。
しかも、女じゃなくて男が出してくれて、

男「安田さん、今日も男前っすね！」

『ふはっ(笑)』

めっちゃ持ち上げてくるし。

亮「ふーん、、あ、それとな、、」

『興味ないんかい(笑)』

亮「俺らも章ちゃんとこのマンション買ってもええ？」

『ええけど、、空きあんの？』

亮「何かな、ちょっと何世帯か怪しいとこあんねんて。」

『怪しい？』

亮が言うには、分割の支払いが遅れたり、滞納してるところがあるみたい。

『何でお前そんなん知ってんの(笑)？』

亮「華がマンションの会社に聞いたから。」

『亮はそれでええの？』

亮「別にええよ。そんな毎日一緒におるわけちゃうし(笑)」

まぁ確かに。
大倉んとことの付き合いはまた別もんやしな、、

亮「それにな、、」

お互いのうち行ったり来たりすんのも悪くない。

やって。

『亮ってそんなんキライやと思ってた、、』

亮「昔はな？でも、メンバーやったら思わんわ(笑)」

ってはにかんでて、

『可愛いヤツ♪』

亮「だまれって。」

『(笑)』

今週はこれ１件だけ。

来週は２件入ってるけど、それ終わってからの土曜日は葉月の１ヶ月健診で、そのままベビーカー見に行くねん。

Aの体がもとに戻ってたら、、

『やっば、、止められるかな、、』

会社戻って報告書作りながら妄想してもうた。

大「、、横山くーん、ヤスがやらしいこと考えてまーす。」

横「ヤスはその報告書まとめてー。」

丸「先俺に内容報告してー。」

『イヤじゃ(笑)』

３人の絶妙なチームワークは無視して、また報告書作成再開。

大「ヤス、そろそろ溜まってきてんちゃう(笑)？」

大倉が椅子に座ったまま、俺のそばまでコロコロ転がってきた。

『せやなぁ、、』

溜まってるとはまたちゃうねんなぁ、、
他の女見ても何とも思わんし。

今のA無理させてまで抱きたいとも思わんし、、

大「ヤス、ええ顔してんなぁ(笑)」

『何やねんそれ(笑)』

大「大学時代のクズっぷりが嘘みたいやわ。」

マジだまれ。

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