fruit of our love (青) 〜追い恋 2nd〜 (9)

手段(青side) ページ48

渋「なんか地味な女やな(笑)」

横「それが狙いちゃう？」

エリと葛城、マルと亮で昼メシ買いに行ってる間の会話。

『マジ誰か代わって。』

大「１回スルのも手段のひと、、」

『止めろ、死んだ方がマシやわ。』

隣に座ってた大倉がしょうもないこと言うから、

大「ごめんて(笑)！」

掴みかかろうとしたら両手上げて降参のポーズしてる。

村「１回ちゃんと話した方がええかもなぁ、、」

『、、』

それから、海におる間は見ることはなくって、
ホテル帰る時に見かけたくらい。

宴会でも席は離れとったから、目に映ることもなくそこそこ楽しめた。

けど、、

大「ヤス、どこ行くん？」

『Aに電話。』

渋「捕まんなよ(笑)？」

『いけるし！』

宴会のあと、メンバーと部屋飲みしてて、
夜22時頃、Aの声聞きたくて散歩がてら外に出た。

『、、あ、A？』

(章ちゃん！今何してるの？)

『メンバーと飲んでて抜けてきた(笑)』

(海楽しかった？)

『Aおらんから楽しないわ、、』

(今ね、心春ちゃんお風呂中。スゴいんだよ！)

心春ちゃんが葉月の世話めっちゃしてくれてるらしくて、

(お風呂もオムツ替えも私より慣れてるの(笑))

『そうなん？スゴいなぁ(笑)』

(うん、、章ちゃん？)

『んー？』

(早く帰って来てね！)

『おん(笑)分かって、、』

「安田さん！」

誰もいない中庭のベンチに座って、Aの声と言葉に癒されて、ゆるーくなってたところを、

『、、』

梶原がまた俺にストレスを与えてきた。

(章ちゃん？どうしたの？)

『A？また明日かけるわ、おやすみ。』

梶原と向き合いながら携帯を切る。

『何？』

梶「話がしたいです。」

『俺はしたくない。』

梶「フラれるなら、ちゃんと告白してフラれたいです。」

はぁ、、いい加減ぶちギレそう。
でも、ここはグッと我慢して、、

『分かった。はよして。』

梶「、、面談の日、安田さんに案内してもらった時に一目惚れして、、」

奥さんとお子さんがいるのは分かってたけど、好きになるのを止めらなかったんです、って。

梶「２番目もダメなら、、」

一晩だけでも思い出が欲しいって。

『、、はぁ？』

梶「誰にも言わないから！」

コイツ何言うてんの？

梶「お願いします！」

『、、イヤ。てか無理。興味ない。』

梶「、、どうして？私だって安田さんを満足させられます！」

『、、ちょ、、止めろって(汗)』

彼女がガバッて抱き付いてきて、俺の頭掴んで唇を近付けてきた。

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