fruit of our love (青) 〜追い恋 2nd〜 (9)

余地(青side) ページ11

助「個室、ご案内しますね。」

深夜３時、助産師さんに個室に案内されて、

助「旦那さんはお疲れさまでした。」

これからAに母乳のあげ方を教えるんやって。

助「また明日面会時間内に来てね。」

『何時まで？』

助「21時まで。」

『はーい。』

「お仕事大丈夫？」

『おん、どっちにしても興奮して寝れへんわ(笑)』

ほなね、って、Aと葉月にキスして病院を出た。

車乗って携帯見たら、

『、、さすが(笑)』

大ー 飯置いてるから食べとけよ ー

ってLINEと、ぶり大根の写メが送られてきてた。

うち帰ったら小鍋に味噌汁と、白ご飯がタッパーに用意されてて、

『朝に食べよ。』

シャワー浴びて午前４時半にベッドに入って、２時間ほど寝て、

『いただきます、、うま、、』

味がしゅんだぶり大根の朝食をガッツリ食べて会社に行った。

丸「ヤスー！おめでとー！」

『ありがとー。でもウザい。』

エレベーターでマルに会って、抱き付かれて頬擦りされる。

丸「可愛いやろー？」

『おん、めっちゃ可愛い。』

丸「やろ(笑)？」

『おん、Aが。』

もちろん葉月も可愛いけど、Aのこと更に好きになった。

『まだ好きになる余地あったわ(笑)』

丸「、、ヤスが人間に見える、、」

『シバイテコロスゾ』

営業部に入ったら、

横「おはよー！おめでとー！」

横ちょが全力で祝ってくれて、

『あー、ありがとー(苦笑)』

部署のみんなが拍手してくれた。

・

丸「ヤスー、この報告書なー、、」

『はーい、、』

大「ヤスが早く帰りたい病なってる(笑)」

あー、早く二人に会いたいなー、、
仕事イヤやなー、、
ってゆうのがバレた。

横「その報告書あげたら帰ってええよ？」

『マジで！？』

めっちゃ神や、と思ってたのに、、

横「からのー？」
丸「そっからのー？」
大「やっば、条件付きや(爆)」

『、、何よ、、』

横「これ、来週中に契約取って。」

『はぁ？イヤやー、今そんなモチベーションないってー(汗)』

出された資料を見たら、なかなか大手の食品会社。

丸「それ取ったら、、」

明日のAの誕生日休みくれるって。
17時上がりで明日休みとか最高やん。

『やる。絶対やる！』

横「よし、頑張れ(笑)」

大「アホや(笑)」

報告書を一瞬でまとめて、定時までにクライアントのこと調べあげた。

丸「Aちゃん恐るべしやな、、」

ほんま、Aが俺のやる気の源になってる。

大「子供も加わって最強やな(笑)」

ほんま、それな。

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