反則 ページ10
「忘れもんないー？」
『はい。』
「しゅっぱつー！」
10時過ぎ、マンションを出て箱根を目指す。
関ジャニ∞のニューアルバムを聴きながら、平日の都心を抜け出す。
途中、休憩で立ち寄ったサービスエリアで、ソフトクリームを食べてたら、
「大倉くん！握手してください！」
二人組の女の子が声を掛けてきた。
大「あー、ごめん。やりたくない。」
女「握手だけでいいんです！」
大「やからさ、、」
『ごめんなさい。今日はそっとしておいて欲しいです、、』
ごめんなさいって謝ったけど、、
「、、握手くらいいいじゃない、、」
『ごめんなさい。それしか言えません。』
大「行こ？」
大倉さんが、ソフトクリームの残りを口に放り込んで、私の手を取る。
大「ごめんな？今日は普通の男の子になりたいねん。」
そう言ってひとりの女の子の頭をポンポンってして、
女「っ///！！」
呆気にとられてる彼女たちを置いてその場を離れた。
『もう一人にはポンポンしないの？』
「揉めて仲違いしたらええねん。」
めっちゃ悪い顔してる、、
『悪意の固まりだ、、』
「Aとおるときは仕事したないもん。」
自販機でお茶を買って車に戻る。
『でも、頭ポンポンは反則だよ(笑)』
「イケメンがやったら一発やろ(笑)？」
『うん、一発で落ちる(笑)』
ちょうどアルバムが２周した頃ホテルに到着。
ホテルの人がエントランスにズラッと並んで出迎えてくれた。
ロビーに入ったら、
「あ、大倉小倉カップルだ、、」
って声が聞こえた。
大「うわ、めんどくさそうなんおるわ(笑)」
部屋から出えへんからええけど、って言いながら、案内されたソファーに座る。
ｽﾀｯﾌ「お出掛けのご予定は？」
大「そこのカフェでランチしたいねんけど、誰も喋りかけてこんようにしてくれる？」
ロビーの大半を占めてる開放的なカフェ。
ランチタイムだから、結構人がいるみたいでザワザワしてる。
ｽﾀｯﾌ「かしこまりました。では、ご案内いたします。」
平日だけど、人気なホテルみたいでたくさんお客さんがいる。
賑やかなロビーを抜けて、一番奥のエレベーターに乗り込む。
ｽﾀｯﾌ「このエレベーターはスイートルームご宿泊の方のみご利用の可能です。」
エレベーターを動かすためのカギがあって、大倉さんが説明を受けてる。
ｽﾀｯﾌ「ごゆっくりお過ごし下さい。」
別館にあるスイートルームは、外界からもホテルからも隔離されていて、正に二人だけの空間だった。
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Dslove(プロフ) - おまけ(意地)を読んで家族という病に少しだけ共感してしまいました。 (2019年2月25日 12時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - yukiさん» ありがとー！ただただたっちょんに甘やかされたい願望の強いお話やからね(///∇///)激甘やと思います(笑)共感してもらえてうれしぃ(///∇///) (2018年12月17日 16時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 久しぶりに読んでも、この話が1番すきかな？何回読んでも切なくなるけど、大倉さんの愛のパワーwで上回って、キュンとしちゃうんですよね(´･_･`)♪ (2018年12月14日 11時) (レス) id: 2effd210bf (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございますっ！！嬉しいです( ；∀；)！タイミングなんて気にせず大歓迎です♪はい、楽しい妄想お届けできるようがんばりますっ！ (2018年11月18日 8時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングですが抑えきれないのでコメント失礼します！途中見えなくなった辺りで泣いて、サプライズウェディングで泣いて、甘いところはキュンキュンして、ほんとにひよりんさんの作品が好きだな、と思いました 他作でもひよりんさんワールドを楽しみにしています (2018年11月18日 2時) (レス) id: 7eddb1a995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年9月3日 23時
