(おまけ)意地 ページ48
当日、
午前中仕事の大倉さんと12時に迎賓館で待ち合わせ。
「お待たせ！」
『ううん、ぴったり！』
時間ぴったりに来てくれて、打ち合わせも滞りなく終えられた。
式場「それでは当日お待ちしております。」
『よろしくお願いします。』
大「お願いします。」
15時過ぎ、車で来た大倉さんと祖父母の家へ向かう。
『緊張してきた(笑)』
「叔父さんは？」
『先に行ってる。』
初めて行く叔父さんの実家。
大きいだろうなとは思ってたけど、
「でか、、」
『スゴい、、』
門から玄関は見えなくて石畳が続いてる。
『、、叔父さん？着いた。』
叔父さんに連絡したら数分後、
叔父「迷わなかった？」
『うん、すぐ分かった(笑)』
玄関に着いたら、
祖父「Aちゃん、いらっしゃい(^_^)」
祖母「久しぶりね(^_^)」
『こんにちは、、』
二人が笑顔で迎えてくれた。
大「初めまして、夫の大倉忠義です。」
祖父「テレビで拝見してるよ、さぁ上がって。」
洋風な応接室に通されて、
祖母「ゆっくりしていってね。」
って、紅茶を出してくれた。
あんまり覚えてないけど、もっとピリピリした雰囲気だった気がするけど、、
叔父「丸くなっただろ(笑)？」
祖父「もう20年前だからなぁ(笑)」
『あの、、どうして今日は、、』
祖父「謝ろうと思ってね、、」
ホントはお父さんとお母さんを許そうと思ってたこと、
私を引き取って育てようとも思ったことを話し出した。
祖母「息子も主人に似て頑固なところがあるから、、」
頑として頭を下げなかったって。
祖父「こちらから折れるわけにもいかなかったからね、、」
今となっては後悔しかないよ、って。
祖母「ずっとAちゃんのことは次男から聞いてたのよ？」
ずっと会いたかったって。
『じゃあどうし、、』
大「じゃあ何で自分達から会いに来んかったんですか？」
ずっと話を聞いてた大倉さんが二人に質問した。
祖父「それは、、」
大「孫にも意地通すとかワケわからんし。」
『大倉さん(汗)！』
大「あんたらがもっと早くAを支えてあげてたらこんなに重い病気にもならんかったんちゃうん？」
叔父「、、」
祖父「ホントにすまなかった！今更だが何か助けになれたらと思ってる！」
祖母「ホントにごめんね、、」
二人が私に深く頭を下げてて、叔父さんは苦笑いしてる。
『、、じゃあひとつお願いしてもいい？』
祖父「何でもするよ。」
『披露宴出席してくれる？』
この人達を許そうと思った。
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Dslove(プロフ) - おまけ(意地)を読んで家族という病に少しだけ共感してしまいました。 (2019年2月25日 12時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - yukiさん» ありがとー！ただただたっちょんに甘やかされたい願望の強いお話やからね(///∇///)激甘やと思います(笑)共感してもらえてうれしぃ(///∇///) (2018年12月17日 16時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 久しぶりに読んでも、この話が1番すきかな？何回読んでも切なくなるけど、大倉さんの愛のパワーwで上回って、キュンとしちゃうんですよね(´･_･`)♪ (2018年12月14日 11時) (レス) id: 2effd210bf (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございますっ！！嬉しいです( ；∀；)！タイミングなんて気にせず大歓迎です♪はい、楽しい妄想お届けできるようがんばりますっ！ (2018年11月18日 8時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングですが抑えきれないのでコメント失礼します！途中見えなくなった辺りで泣いて、サプライズウェディングで泣いて、甘いところはキュンキュンして、ほんとにひよりんさんの作品が好きだな、と思いました 他作でもひよりんさんワールドを楽しみにしています (2018年11月18日 2時) (レス) id: 7eddb1a995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年9月3日 23時
