好きなとこ。 ページ21
♪〜
『、、』
♪〜
『、、うーん、、誰、、？』
何度か着信があってスルーしてたけど、しつこくかかってきたから仕方なく携帯を手に取った。
23時半。
ベッドに入ってからまだ２時間も経ってなくて、
『竜さん？』
竜さんの着信カラーのピンクが画面いっぱいに広がってる。
『もしもし？』
竜「ごめん、起こした？」
『どうしたの？』
竜「ごめん、急遽仕事が入って、、」
今からいける？って言ってるけど、もうこっちに向かってるって。
『拒否権無し(笑)』
竜「15分で着くから。」
ってすぐ切られた。
『もー(汗)』
ツイテない、、
仕事で誕生日を迎えるなんて。
せめて気持ちだけでも上げようと思って、ユウキさんから買い取った可愛いワンピースを着た。
ー 着いた ー
エレベーターに乗ってたら竜さんからLINEが来て、
『さっきぶり(笑)』
竜「マジごめんな、、」
『いいよ、何の仕事？』
「ドラマの撮影でAのとこだけもう一回撮り直ししたいって、、」
『そっか、、それは私がごめんだね。』
下手くそだから、竜さんや監督やスタッフさんにも迷惑かけちゃって、、
「そんな気にするな(笑)」
『、、うん。』
と言われても凹まない人なんていないでしょ。
ボーッと車から流れる景色を見てたら、
ラジオが午前０時を知らせた。
『、、？』
竜「着いたよ。」
『、、スタジオじゃないよ？』
街灯が少なくて、まわりの建物は真っ暗で人の気配がない。
竜「じゃ、後で。」
『え、、ちょ(汗)』
竜さんが、シートベルトを外して車から降りて行ってしまった。
『、、何？』
怖くなって動けないでいたら、
「久しぶりやな。」
『、、？わっ(汗)！』
ドアがバッと開いて、渋谷さんが私を引っ張り出した。
渋「おー、更に可愛いなってるやん(笑)」
『、、え？』
安「とりあえず行こっか♪」
安田さんが渋谷さんの後ろから顔を出した。
『どこに？』
安「Aちゃんが好きなとこ。」
それ以外は何も教えてくれない二人が、私を連れて真っ暗な道を歩く。
渋「目はどうなん？」
『はい、ほとんど見えるようになりました、、ねぇ、竜さんは？』
渋「すぐ分かるわ(笑)お、着いた。」
『、、ここは、、』
暗いから目の前に来るまで分からなかったけど、
安「Aちゃんが好きなイワシがいる水族館！」
おいで、って中に連れていかれて、、
『、、うそ、、』
「A！」
大好きなイワシの水槽の前に、世界で一番大好きな大倉さんが立ってた。
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Dslove(プロフ) - おまけ(意地)を読んで家族という病に少しだけ共感してしまいました。 (2019年2月25日 12時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - yukiさん» ありがとー！ただただたっちょんに甘やかされたい願望の強いお話やからね(///∇///)激甘やと思います(笑)共感してもらえてうれしぃ(///∇///) (2018年12月17日 16時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 久しぶりに読んでも、この話が1番すきかな？何回読んでも切なくなるけど、大倉さんの愛のパワーwで上回って、キュンとしちゃうんですよね(´･_･`)♪ (2018年12月14日 11時) (レス) id: 2effd210bf (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございますっ！！嬉しいです( ；∀；)！タイミングなんて気にせず大歓迎です♪はい、楽しい妄想お届けできるようがんばりますっ！ (2018年11月18日 8時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングですが抑えきれないのでコメント失礼します！途中見えなくなった辺りで泣いて、サプライズウェディングで泣いて、甘いところはキュンキュンして、ほんとにひよりんさんの作品が好きだな、と思いました 他作でもひよりんさんワールドを楽しみにしています (2018年11月18日 2時) (レス) id: 7eddb1a995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年9月3日 23時
