手前 ページ1
『、、自首？』
深瀬「彼らはまだAは死んだことになってるみたいよ？」
『、、あ、そうか、、』
そうだ、私は崖から落ちたことになってるんだった。
伊達さんは彼らに言ってなかったんだ。
深「怖くない？」
『、、顔知らないから(笑)』
深「向こうからこちらは見えないから安心してね？」
声を聞いて確認するみたい。
『分かるかな、、』
深「分からなかったらそれでいいわよ(笑)」
約束は13時半だから、深瀬さんと先にお昼を取ることにする。
『深瀬さんとランチは初めてだ(笑)』
深「ホントね(笑)」
たまには二人で行こうね、って約束した。
約束の時間10分前に警察署に到着。
入り口そばの長椅子に座って待ってたら、
「お疲れさん。」
『、、大倉さん？』
深「早かったわね。」
大「おん、自分の車で来たから。」
大倉さんも来てくれて、彼が私の隣に座った。
大「怖ない？」
『うん、平気。』
大「側におるからな？」
『うん、ありがと。』
・
警察「お待たせしました。」
ご足労お掛けしましてって、私達を呼びに来て、エレベーターに乗って彼らのいるところへ向かった。
警「この部屋でお待ち下さい。」
『どこ？』
テレビみたいなのが机に置いてあって、
それは、彼らを撮すモニターだってすぐわかった。
大「殴ってやりたいわ、、」
深「気持ちは分かるけど止めてね(苦笑)」
『３人一緒にいるの？』
大「いや、別々。」
ひとつの画面を区切ってあるみたい。
警「一人ずつ声を出していきますね？」
『はい、、』
正直、覚えてるかどうか自信がなかったけど、、
『あ、、この人、、』
深「信久？」
『助けてくれた人だ、、』
その人の声は鮮明に覚えてた。
『他の人達は分からないけど、、』
警「助けてくれたって？」
『崖から落ちたことにして、私をどこかに隠してくれたんです。』
大「、、マジか、、」
警「他の二人は思い出せない？」
『そうだった気もするし、、』
警「分かりました。ありがとうございます。」
ちゃんと調書が出来上がってから、改めて起訴の意志確認するって。
深「Aだけのことじゃないからね、社長と相談しておくわ。」
じゃあ事務所に戻るから、って深瀬さんが車に乗って帰っていった。
大「よし、帰ろか？」
『、、大倉さん？』
大「んー？」
『ほんとはちょっと怖かった。』
大「、、はよ言わんかい(笑)」
怖くないって宣言した手前なかなか言い出せなかったけど、気付いたら足が震えてた。
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Dslove(プロフ) - おまけ(意地)を読んで家族という病に少しだけ共感してしまいました。 (2019年2月25日 12時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - yukiさん» ありがとー！ただただたっちょんに甘やかされたい願望の強いお話やからね(///∇///)激甘やと思います(笑)共感してもらえてうれしぃ(///∇///) (2018年12月17日 16時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 久しぶりに読んでも、この話が1番すきかな？何回読んでも切なくなるけど、大倉さんの愛のパワーwで上回って、キュンとしちゃうんですよね(´･_･`)♪ (2018年12月14日 11時) (レス) id: 2effd210bf (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございますっ！！嬉しいです( ；∀；)！タイミングなんて気にせず大歓迎です♪はい、楽しい妄想お届けできるようがんばりますっ！ (2018年11月18日 8時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングですが抑えきれないのでコメント失礼します！途中見えなくなった辺りで泣いて、サプライズウェディングで泣いて、甘いところはキュンキュンして、ほんとにひよりんさんの作品が好きだな、と思いました 他作でもひよりんさんワールドを楽しみにしています (2018年11月18日 2時) (レス) id: 7eddb1a995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年9月3日 23時
