立候補 ページ43
「「かんぱーい。」」
挨拶という名の宴会が始まっても、昔話はどんどん花を咲かすばかりで、、
大倉さんも私のこと見てもくれないから、
トイレに行こうと立ち上がろうとしたら、
大「どこ行くん？」
『えと、、おトイレ、、』
大「あぁ、、どうぞ。」
部屋出て右な？って教えてくれて、サッとリビングを出た。
トイレを済ませて戻ろうとした時、
母「ちょっと若過ぎへん？」
麻「まだ子供やね(笑)」
母「麻衣子ちゃんやったら大歓迎やねんけどなぁ(笑)」
麻「うそ！立候補しようかな♪」
母「そうしいよ！忠義、麻衣子ちゃんのこと好きやってんから(笑)」
リビングのドアが少し開いてて、入ってすぐ左にあるキッチンからそんな会話が聞こえてきた。
『、、』
帰りたくなってきた。
必死で涙を堪えてたら、
祖母「Aちゃん、私の部屋に遊びに来ない？」
私に気付いたおばあさんが、部屋からそっと出てきて、私に優しく声をかけてくれた。
『、、ｸﾞｽｯ(泣)』
だから、我慢もむなしく涙が溢れた。
・
祖母「お菓子どうぞ。」
『、、いただきます。』
祖母「大丈夫？」
『、、』
大丈夫じゃないから答えられないでいたら、
祖母「私は、忠義のお相手がAちゃんで良かったって思ってるわよ？」
『、、でもまだ未成年です。』
素直になれなくて、ちょっと言い返したら、
祖母「私は18歳で息子を生んだわ(笑)」
『、、ホントに？』
おばあさんの時代はそうだったって。
祖母「Aちゃんは素敵な女性よ？だから自信もって！」
『、、でも大倉さん、麻衣子さんのことまだ好きみたいです、、』
祖母「うちは女が強い家系なのよ(笑)」
大倉さんは優しいし、お父さんの建前もあるから何も言えないんだって。
祖母「明日はデートでしょ？楽しんできてね！」
『はい、ありがとうございます！』
その夜、
麻「Aちゃん、お風呂入っておいで？」
母「疲れたやろ？もう休み？」
って、邪魔な私は追い出された。
大倉さんはお父さんとお酒を飲んでて、
かなり酔っぱらってるみたいで、私に気付いてない。
『あー、、嫌な予感がする、、』
女の勘はよく働く。
翌朝、
大倉さんがいつ寝たのかは分からないけど、すでに彼は起きてて、
ー 起きたら教えて ー
って携帯にLINEが来てたから、
(起きました)
って送ってから慌てて私も用意して、
『おはようございます！』
リビングに行ったら、
麻「おはよう(^_^)」
何故か麻衣子さんがいた。
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みみみ(プロフ) - はじめまして、溺愛彼氏を毎日少しずつ楽しみに読ませていただきました！他のお話も読みたいのでよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (4月13日 3時) (
レス) id: 2c71289766 (このIDを非表示/違反報告)
heavenly0731nii(プロフ) - はじめまして。あなたが見えなくなるまでの作品から全部見ました！短編集も見たくて、、もしよろしければパスワード教えていただきたいです。 (2022年8月3日 8時) (レス) id: cd178a8cdf (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - queserasseras19さん» メッセージさせていただきました。 (2022年7月10日 19時) (レス) id: 222226e292 (このIDを非表示/違反報告)
queserasseras19(プロフ) - めっちゃお気に入りです。パスワード教えて頂きたいです。 (2022年7月9日 14時) (レス) id: ce35d21d71 (このIDを非表示/違反報告)
名無し50661号(プロフ) - はじめまして！溺愛彼氏、あなたが見えなくなるまで、すっごく大好きです。楽しみにしてます。あと、お時間がある時で大丈夫ですので短編集のパスワードを教えていただきたいです (2019年5月8日 14時) (レス) id: 64bdfac367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年7月15日 22時
