fruit of our love (青) ～追い恋 2nd～ (6) (ページ45)

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無能(青side) ページ45

『無能な人間ほどポジションにこだわる。』

千尋「、、何それ？」

『僕の持論です。』

有能な人間は、相手を尊重しお互いを高め合う。
無能な人間は、、

『本家だの分家だの、頭良いだの悪いだの、すぐ順番付けたがる。』

主父母「、、」

おじさんとおばさんには悪いけど、マジ胸糞悪いわ。

A「ちょ、、章ちゃん(汗)！」

Aが俺を止めようとするけどムシムシ。
後でごめんなさいするけどな。

兄「何だと？俺をバカにするのか(怒)！？」

おっさんがイラついてきた。
けど全然怖ないし。

『そもそも本家さんって、分家を支えるものとちゃいますのん？』

端から見てたらただのパシりですやん(笑)

千尋「お父さんが祖父母のお世話してるんだから当たり前じゃない！」

『先祖を盾にすんなや。』

兄「な、、」

あ、やば、、止まらん、、

『そんな不純な動機で仏壇持ってるんやったら、Aのとこに渡せ。その方が先祖も喜ぶわ。』

兄嫁「、、偉そうに、、」

千尋「縁切られてもいいの？」

おー、声震えとるやん。
他の親戚は援護もしてこぉへんし、
やっぱみんなそう思ってんやん。

『そもそもAは安田家に嫁いどんねん。おじさんおばさんは大事にしても、ここにご機嫌取る必要ない。』

兄「なっ、、おい！お前はどうなんだ！」

おじさんが詰め寄られてて、
あー申し訳ないな、って思ってたら、

主父「まぁ、今まで世話になったことはないからね(笑)」

この先自分が倒れたとしても、ここに頼ったりはしないかな、っておじさんがしれっと答えた。

主母「きゃっ♪お父さん素敵！」

おばさんはパー子みたいになってるし(笑)

A「章ちゃん(泣)！」

泣きそうなってるAを抱き寄せて、

『あと、Aのこと見下してるみたいやけど、、』

千尋「何よ(汗)」

俺のターゲットはもともとお前(千尋)や。

『収入もポジションも外見も中身も、あんた完敗やからな？』

千尋「、、どこが劣ってるのよ(怒)！」

秘書のAは、大企業の社長や会長と友達や。
まぁ、そんなことよりも、

『見たまんまやん(笑)』

Aはそんな鬼みたいな顔して怒らんし。

千尋「なっ！///」

『そもそも頭いい、って何基準やねん。』

あの天才の亮もAには勝たれへん言うてんのに。

兄「く、、」

『おじさん、帰りましょうか？』

主父「そうだね、帰ろうか。」

主母「すみません、片付けもせず、、」

ボーゼンとしてるAを支えながら、４人で本家？をあとにした。