fruit of our love (青) ～追い恋 2nd～ (6) (ページ28)

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出来る男ページ28

『楽しんできてね！』

心「うん！」

章「こっちのことは任せといて。」

渋「心配はしてへん(笑)」

ゲートの前でお見送り。

『いいなー、、あ！忘れてた！』

これどうぞ♪って、ずっと持ってた餞別を心春ちゃんに渡した。

心「何これ？」

『絶対恋しくなるヤツ(笑)』

開けていい？って聞かれたから、どうぞって答えたら、

心「、、あー、既に食べたい(笑)」
渋「おー、気ぃ効くやん(笑)」

二人が大絶賛。

章「何それ？」

心「レトルトのお味噌汁でしょ？おかきでしょ(笑)」

あとミニカップ麺とか、モルディブに行った時に食べたいなぁ、って思ったものを揃えてみた。

心「ありがとー！」

心春ちゃんがいつまでも私にお礼してくれるけど、

『ほら、早く行かなきゃ！』

ファーストクラスはラウンジでゆっくり出来るから、早く入らなきゃ損だよ！って急かしたら、

渋「ファーストクラスに乗るヤツは損得考えへんし！」

章「確かに(笑)」

金持ちバカにすんなよ？って突っ込まれた。

・

心「じゃあ、行ってきます！」

渋「ほなね。」

『いってらっしゃい！』

章「気を付けて。」

心春ちゃんとすばるくんが見えなくなるまで手を振ってたら、

章「ホンマ、お前は出来た嫁やな(笑)」

『そう？あったらいいな、って思っただけだよ(笑)？』

21時過ぎ、二人で手を繋いで駐車場まで戻る。

章「なぁ、３ヶ月ってホンマ？」

『だねぇ、、(苦笑)』

体をもとに戻す大事な期間だから、安静にしなきゃダメなんだよ？って言ったら、

章「そっか、、そうやんなぁ、、」

ひと一人産むんやもんなぁ、って深く納得した。

『我慢できる(笑)？』

「おん、いける。俺出来る男やから。」

『えらいえらい。』

「臨月前までゴム着けたらいけるんやろ？」

『、、出来る男じゃなかったの？』

「７月から♪」

さ、帰ろ！ってさっさと車に乗せられて、あっという間にうちに着いた。

・

『章ちゃんホントに我慢できる(笑)？、、ぁ、、』

「出来る。やって、、」

Aがしんどい思いすんのイヤやもん、だって。

『浮気しないでね、、』

「他の女はもう無理。Aしか無理。」

私を優しく、ゆっくり揺らしながら、

『あ、、しょーちゃ、、ん、、』

「A以外の女は身体が拒否反応起こすねん、、」

そう言って切ない顔をする章ちゃんが色っぽくて、、

『じゃあ、生まれるまでいっぱい甘やかしてね？』

「ふっ、、ええよ(笑)」

章ちゃんの困ったような笑顔にキュンてした。