fruit of our love (青) ～追い恋 2nd～ (6) (ページ19)

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再び襲来ページ19

すばるくんと心春ちゃんがバリ島に出発するまで２週間を切った。

クルージングパーティーも徐々に形になってきてる。

渋「A、コーヒー。」

いつもの朝の、すばるくんのコーヒータイム。

『はい、どうぞ♪』

渋「、、何？きしょいやん(笑)」

『えー、、だってもうすぐだもん♪』

渋「何かあんの(笑)？」

興味無さそうに聞いてくるから、

『もー、、もうすぐバリ島でしょ！？』

って突っ込んだら、

渋「お前関係ないやん(笑)」

ってハブにされた。悔しいから、

『付いていってやろうか、、』

渋「二人相手か、、体力付けとかな、、」

ｴﾘ「はい、Aの負けー(笑)」

朝から敗北。

『すばる帰れ。』

渋「ごっそさん。」

ニヤニヤしながら制作部に戻っていって、
数分後、

章「(Aもバリ島行くんか(汗)！？)」

すばるくんから連絡が入ったみたいで、内線にかかってきた。

『行かねーわ。』

ｴﾘ「出た！レアキャラ天然章大(爆)」

章「(ホンマに？行かんといてや(汗)？)」

『章ちゃん、今日商談でしょ？』

仕事しましょう、って章ちゃんをなだめて内線を切った。

ｴﾘ「章ちゃんってたまに超可愛くなるよね(笑)？」

『ホント、、女として悔しい(苦笑)』

そんな平穏な日々が続いてたんだけど、、

『ただいまー。』

週末の金曜日、章ちゃんは今日は早いって言ってたから、定時に仕事を終えて、急いでご飯の準備。

新しいメニューに挑戦するんだ♪
レシピを見ながら野菜を切ってたら、

♪～

携帯に着信があって、

『あー、、やな予感、、』

章ちゃんのおかあさんから。

私の携帯に掛けてくるってことは、章ちゃんが絶対に嫌がるようなことで、、

画面を見つめたまま１回目はスルー。

２回目、、

３回目、、

『、、はい。』

４回目で覚悟して通話をタップした。

章母「(あ、Aちゃん？忙しいとこごめんな？)」

今いける？って聞いてきたから、

『あー、いまちょっと油使ってて、、』

章母「(あんなー、、)」

拒否権無し。

ハルとレミちゃん、今こっち来てるんやわー。

『、、はぁ。』

章母「子供見せたい、言うてんねんけど会ったってくれへんかなぁ、、」

『、、章ちゃんに聞いてみます、、』

あの夫婦が再び東京に襲来してきた。

章母「Aちゃんが行きたがってることにしてな？」

『はは(苦笑)』

ダメだよ、すぐバレるもん、、

携帯を握りしめてどうしようか考えてたら、

「ただいまー！」

章ちゃんが帰って来た。