fruit of our love (青) ～追い恋 2nd～ (6) (ページ14)

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ムキムキページ14

「行くでー。」

『はーい。』

「多いな(苦笑)」

『あれもこれも、ってなったらこんなになっちゃった(笑)』

クーラーボックスとリュックとトートバッグ。

「何入ってんの？」

『お菓子とかチョコとかアメとか、、』

「チョコアメのカテゴリがお菓子ちゃうの(笑)？」

『お菓子はスナックでしょ？』

「スナック言うてもーてるやん(笑)」

アホや、って言いながら全部持ってくれて、
車で出発。

数分走ったらすぐ着いて、章ちゃんが経理部のテントまで運んでくれた。

経理の主任の田中さんが既に来てて、

田中「おはようございます！」

『おはようございます！今年はせめて１勝頑張りましょう！』

田中「ですね！」

章「甘いな。経理には絶対勝たせへんし。」

『章ちゃん、、大人げないよ？』

章「うっさい！ただでさえA貸したってんのに！」

Aにがっかりされてまえボケー！って、
吠えながら営業部に行ってしまった。

『すみません(汗)』

田中「いいよいいよ(笑)彼はこの会社のエースだからね！ただ、、」

『、、わっ、、ちょ///』

僕もこの一年頑張ったよ！って、田中さんが、ガバッ！ってTシャツを脱いだら、、

『、、すげぇ、、』

ムキムキに体が出来上がってて、
更に、

田中「経理部全員で筋肉部を発足しました！」

田中さん以外の人達もムキムキになってた。

ｴﾘ「どうなってんの！？」

大「ヤバい、経理部本気出した(爆)！」

後から来た大倉夫妻もビックリしてて、

大「横ちょに報告せな！」

って、とっとと営業部に行ってしまった。

『何があったんですか(笑)！？』

田中「安田さんの期待に応えたいからね！」

このままじゃダメだって思ったんだよ！って、相変わらず物腰は柔らかいけど、

ｴﾘ「いけるんじゃない？」

『よし、１勝と言わず、取れるもんは全部取りましょう！』

「「おーっ！！」」

まだ少し始まるまでは時間があるけど、
みんなで円陣組んで、気合いを入れた。

章「おいこらぁっ！Aに触んな！」

マイクの設営をしてた章ちゃんが、マイクテストしなきゃなのに、そのマイクで凄んできて、

大「今年も営業部が優勝じゃっ！」

そのマイクを取り上げて大倉さんが宣戦布告。

そしたら、

亮「制作部忘れんなよ！」

優勝は俺らじゃ！って亮くんも絡んできた。

ｴﾘ「何か、、めんどくさ(苦笑)」

『もー、、』

脱力してたら、

「今年は熱なりそうやなぁ(笑)」

お弁当を取りに来たヒナちゃんの八重歯がキラッて光った。