fruit of our love (青) ～追い恋 2nd～ (6) (ページ13)

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夢ページ13

『明日は何時に出る？』

「明日は８時。」

お風呂から上がったらすぐにベッドに入る。

私はお弁当を作るから６時起き。

『章ちゃんは、またリレーはアンカー？』

「小野か杉本にさせたろうかな、って思って、、」

世代交代かなぁ、、って言うから、

『子供の運動会で走らなきゃいけないのに(笑)？』

「、、ホンマや！でも俺Aの幼稚園でおじさんの代わりに走ったことあるやん。」

そう、章ちゃんが中学生の時、私の幼稚園の運動会で父兄リレーを章ちゃんが走ったことがある。

『お父さんが仕事だったんだよね？』

「そう(笑)おじさんにめっちゃ、お願いされた記憶あるわー。」

もちろん章ちゃんがぶっちぎりの一番で、友達に自慢してたことを思い出した。

『何か、、うれし♪』

明日が楽しみで眠れなくて、章ちゃんに抱き付いたら、

「えー、俺子供の運動会の時は３０半ばやで、、」

若い親父には負ける、って言うから、

『大丈夫、最近の男の子はもやしっこが多いから(笑)』

「亮ガリガリやけど速いやん(笑)」

『、、おやすみ！』

「おい、、誤魔化すなよ、、」

『、、zzz』

「腹立つー、、」

『いだっ(笑)』

頭突きされて、そのまま二人とも眠りについた。

・

『章ちゃーん、起きてー！』

「、、いやー、、ムリー、、」

『ちょっと！早く、、おもっ(爆)』

章ちゃんの腕を引っ張るけど、ぜんっぜん力入れてないから超重い。

『ねぇ、、わっ！』

突然力を入れて引っ張られて、あっという間に章ちゃんの下敷きになった。

「シャワー浴びた？」

『ううん、今日は大丈夫。』

だって昨日はアッチの空気にならなかったもん。

「あー、、夢やったか、、」

『、、何(笑)？』

「Aがな、夢でめっちゃ俺に求めてきてな、、」

俺が初めてギブアップする夢、って、

『、、なんちゅー夢や、、アホ///』

「あだっ、、」

頭突きしてやった。

『てか、絶対章ちゃんには勝てないもん、、』

「そらそうや、俺の欲はお前の100倍や。」

『サイヤ人か(爆)！』

「Aと繋がってる時はそうかも♪」

『章ちゃん？』

「んー？」

私にキスしようとした章ちゃんの唇を手で止めて、

『あと20分です。』

「、、だぁーっ！！」

今日の夜覚えとけよ！ってやさぐれながら、クローゼットへ消えていった。

ベッドを整えて、キッチンに戻ってコーヒーを淹れてたら、

『カッコいい！』

「せやろ？」

超絶カッコいい、スポーツスタイルの章ちゃんが出来上がってた。