fruit of our love (青) ～追い恋 2nd～ (6) (ページ25)

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命ページ25

『どんなの好き？』

章「えー、、こだわりないわ(笑)」

スーツのオーダーが全部終わったみたいで、章ちゃんが私のところに来た。

お兄さんがペコッて頭を下げて、さりげなく私達から離れて、章ちゃんの買う服をキレイにたたみ始める。

『何かスゴいね、、』

気が利くというか、空気が読めるというか、、

章「だからこの店好きやねん(笑)」

店長さんの教育がしっかりしてて、嫌な感じの人がいないんだって。

章「シャツはこれ？」

並んでるのを章ちゃんが指差してるから、

『うん、キライなのある？』

章「ないない(笑)ええよこれで。」

ありがとー、ってすぐそばの椅子に座って、

章「はい、選んでや！」

ごゆっくり、って言って携帯をいじりだしたから、私はまたネクタイを探す。

・

章「なぁ、、俺首１個やねんけど(笑)？」

章ちゃんの首に何本もネクタイを巻いて吟味。

店長「安田さん、メロメロですね(笑)」

章「Aには何されても嫌やって思うことないねんなー(^_^)♪」

『ねー♪』

章ちゃんが可愛く共感を求めてくるから、同じように返したら、

店長「ふはっ(笑)！」

ごゆっくりどうぞ、って店長さんが笑顔で私達に言って、カウンターに入って事務をし始めた。

・

『よし！これ！』

シャツそれぞれに合うネクタイを選んで買い物終了。

その頃にはすっかり章ちゃんの買う服達はお包みされてて、

店長「以上でよろしいですか？」

章「A何か要るもんないん？」

『うん、生まれるまでは要らない。』

店長「いつですか？」

章「８月頭かな、、」

店長「お腹小さいからあんまり分からないですね(笑)」

違うかったら失礼だから言わなかったって。

『でも、日に日に大きくなってる気がする(笑)』

先生が今からどんどん大きくなるって言ってた。

店長「是非生まれたら来てくださいね！」

章「めっちゃ買わせる気や(笑)」

色々用意しときます！ってしっかり再来店を促されて、お店をあとにした。

『めっちゃ買ったね(笑)』

「生まれてから当分要らんやろ？」

Aと赤ちゃんのお世話で忙しなるからなぁ、って、

章ちゃんは、服が欲しかったんじゃなくて、先のことを考えてたんだ、って分かって、

『追い付けないなぁ、、(苦笑)』

「どしたん(笑)？」

『だってー、、』

章ちゃん、私のことばっかり優先してくれるから、、

「、、何言うてんの？」

『へ？』

「Aは俺の命やもん！大事にせなアカンやん！！」

って結構な勢いで迫られた(笑)