fruit of our love (青) 〜追い恋 2nd〜 (5)

神発言 ページ18

GW前なのか世間は浮き足立ってて、秘書業務もあんまりない。

暇だから営業部に顔を出したら、

横「ゲームしていく？」

おいで、って部長席に座らせてくれて、
横山さんが後ろから被さるようにマウスをクリックするから、

『やばーい、キュンてするー///』

横「マジで！？これアリ？」

『アリアリ！横山さんがやったら一発で落ちる！』

丸「ちょー、裕ちん俺にもやってみて！」

Aちゃんはこれどうぞ♪って、私に有名なお菓子をくれて、丸山さんが私を退かせて代わりに座った。

横「何でお前にやらなあかんねん(爆)」

って言いながらも、結局優しい横山さんは私と同じことしてあげた。

丸「ホンマや！キュンてしたー！」

横「おま、、止めろってー(爆)」

『、、』

丸山さんが横山さんに抱き付いて、
最終的にふたりがイチャイチャしちゃって、
私は茅の外になった。

華「A、これヒナちゃんに渡しておいて？」

あのわちゃわちゃを見ても一切ブレない華ちゃんが書類を渡してきた。

『はーい、、お、契約！おめでとう！』

華「亮のシステムはスゴいからね(笑)」

今期に入って華ちゃんも順調に業績を伸ばしてきてる。

『あ、華ちゃん、明日亮くんお借りします。』

華「亮がウキウキしてたよ(笑)？」

『ホント、いっつも助けられてる(苦笑)』

華「楽しんでね！」

『華ちゃんでも全然OKなんだけどなー、、』

華「亮くらいユルい方がいいよ。」

私は安田さんと同じ部類だからね、ってとびきり綺麗な笑顔で言った。

華「みんなで迎えに行くね！」
『待ってる♪』

華ちゃんと約束して、まだ抱き合ってじゃれあって、営業部のみんなにドン引きされてる丸山さんと横山さんはそっとしておいて秘書室に戻った。

『終わったー！』

残りの仕事を仕上げて定時30分前に終了した。
もう来客もないから、せっかくだし秘書室の掃除をすることにする。

床は、いつも深夜に掃除の業者さんが入ってくれてるからキレイだけどね。

水の入ったバケツと雑巾を持ってきて、
棚とか机とか拭いてたら、

村「お前何しとんねん(笑)」

『掃除。暇だから。』

椅子に乗って上の方を拭こうとしたら、

村「こらこらこら、落ちたらどうすんねん！」

って怒りながら雑巾を取り上げられて、ヒナちゃんが拭いてくれる。

村「もう上がってええぞ？」

しかも神発言。

『やった！』

バケツと雑巾を片付けて、帰る支度をして１階に下りたら、

章「おかえり(^_^)」

章ちゃんが迎えに来てくれてた。

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