天の邪鬼 ページ6
「その元カレは今何してんの？」
途中、サービスエリアに立ち寄って休憩。
『えー、、お父さんの工場の手伝い？』
「ふーん、、」
『何(笑)？』
「えー、おもろないな、って。」
『錦戸さんが聞いてきたんでしょ(笑)？』
「なあ、、」
ホンマにもう好きちゃうの？って男前が心配そうに聞いてくるから、
『錦戸さん、もっと自信持ってください(笑)』
普通の私が言うのは何だけど、自分のポテンシャルを分かってないのがちょっとびっくりする。
「行きますよ！」
彼の腕を掴んで椅子から立たせて車に向かう。
ダラダラ歩いてる錦戸さんは、ちょっと口を尖らせて拗ねてる。
『可愛いなぁ(笑)』
「はぁ？可愛いとか言うなって！」
気付いてないでしょ？さっきから女の人達に注目浴びてるの。
男前の自覚はあるけど、モテる自覚はないから私の方が心配してるのに。
彼の手を引っ張ってずんずん歩いてたら、
『うわっ！！』
突然引っ張り返されて、
クリンッて後ろを向かされて、
『んーっ(汗)！』
誰だか知らない人の車の横でキスされる。
「お前は俺のんやからな！？」
『誰も私なんか取らないってー(汗)』
とにかく人の目が気になりすぎて、錦戸さんのキスよりも、そっちの方がドキドキした。
急いで車に乗り込んで、出発してもらう。
彼は天の邪鬼なのか、せっかちな癖にこっちが急ぐとのんびりしだす。
『もー、早く行きましょうよ、、』
「あとちょっと。」
運転席と助手席がベンチシートになってるから、ピッタリくっついてきて、錦戸さんの手が私の腰の辺りを撫でてくる。
パンツをはいてきてよかった。
スカートだったらこのまま流れでアッチにいくところだった、、
「何でパンツやねん、、アホ、、」
何故か私のせいにされたけど、渋々運転席に座り直して出発してくれた。
あと1時間くらい。
高速道路を降りて、見慣れた景色が目に入ってくる。
この前来たばかりだけど、スゴく久しぶりのような気がするな、、
「田舎というより郊外、って感じやな。」
『そうかな、、』
確かに、畑というよりは住宅街や団地が多い。
おしゃれなお店が無いから、通販で買ってたんだよ、って言ったら、
「ネットじゃなくて？」
『うん、カタログ見て、記入してファックスで送ってた(笑)』
「スゲーな(笑)」
最近できた大きな商業施設を横目に、私の実家の県営団地が目の前に見えてきた。
『あそこ、、』
「了解！」
錦戸さんがカッコよくハンドルを切った。
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ひよりん(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！はい、何とか頑張ってみます(￣▽￣;) (2019年3月31日 11時) (
レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ききさん» わー！ありがとうございます(≧▽≦)ひよりんが荒んでるだけに、主人公ちゃんは最強に素敵な女の子にしております♪他の作品もよろしくお願いいたします！ (2018年7月17日 20時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - 初めまして！！友達に勧められて読みに来たんですが最高すぎます！主人公ちゃんも可愛いし錦戸さんの甘やかし方がツボすぎます！！他の作品もこれからがんがん読みます(^^) (2018年7月17日 20時) (レス) id: eb101c6279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年3月16日 16時
