さら地 ページ42
「A、明日何時？」
『おやすみ、、ぁ///』
「うそん！さすがA、やらしいなぁ(笑)」
錦戸さんが汗かきながら楽しそうに私を揺らす。
結局夜ご飯は、錦戸さんが帰国したら食べるって決めてたラーメンになった。
マンションに帰った瞬間からアッチの空気になって、
お風呂でも、リビングでも、キッチンでも、
果てては繋がるの繰り返しで、ようやくロフトに上がったと思ったのも束の間、
「時差ぼけ感謝♪」
って、さっきまで疲れた顔してたのに、また元気になってきた。
・
ピピピピ、、
仕事用のアラームを切るのを忘れてて、７時頃携帯が鳴ったけど、寝たのはついさっき。
お互い裸のまま錦戸さんに抱きしめられて、身動きが取れない手を何とか布団から出して、
『さむ、、』
冷たい空気に触れて、鳥肌を立てながら携帯に手を伸ばそうとしたら、
「どしたん？」
その手を掴まれてまた布団の中に戻された。
『携帯鳴ってるから、、』
「、、ほんまや(笑)」
聞こえんかった、って錦戸さんが手を伸ばして止めてくれた。
『今日お仕事は？』
「休み。」
『デザイナーさんは？』
「村上くんと横山くんが接待するって。」
『気に入られてたのに？』
「真鍋が言うてくれたみたい(笑)」
錦戸さんには婚約者がいるからダメです、って。
『そっか、、キレイな人だったなぁ、、』
「うそやん、、俺金髪とか無理。文化違うの無理。」
『ん、、こそばい(笑)』
ナイナイ、って言いながら私の背中を指でなぞる。
「今日は昼からお出かけするで？」
『どこ行くの？』
「内緒♪」
もうひと眠り、ってまた目を閉じるから、私も彼の胸に耳を当てて、心臓の音を子守唄にまた眠った。
・
『ねぇ、どこ？』
「次の駅。」
何も知らされないまま、マンションを出て電車に乗る。
降りたのは、最近おしゃれなお店が並び始めた穴場スポットで、至るところで工事してる。
駅から徒歩数分のところに、まだ手が付けられてないさら地があって、
「ここ。」
『、、？』
「ここに俺の店ができるねん。」
『、、うそ、、』
渋谷部長から、この場所の事業計画と、テナントの募集を教えてもらったって。
「Aと二人でやるには最適かな、って。」
1年半後、ここに店舗が出来る。
「しっかり勉強してくれよ(笑)」
『、、うん。頑張るっ！』
手を繋いだままガッツポーズしたら、
「明日からな？今日は今からデートです。」
って、ディズニーランドに連れていってくれた。
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ひよりん(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！はい、何とか頑張ってみます(￣▽￣;) (2019年3月31日 11時) (
レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ききさん» わー！ありがとうございます(≧▽≦)ひよりんが荒んでるだけに、主人公ちゃんは最強に素敵な女の子にしております♪他の作品もよろしくお願いいたします！ (2018年7月17日 20時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - 初めまして！！友達に勧められて読みに来たんですが最高すぎます！主人公ちゃんも可愛いし錦戸さんの甘やかし方がツボすぎます！！他の作品もこれからがんがん読みます(^^) (2018年7月17日 20時) (レス) id: eb101c6279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年3月16日 16時
