同じ事 ページ31
『いいんですか？』
「ええよ、会うつもりなかったし(笑)」
帰り電車のなか、あまりにもあっさりとその場をあとにしたから、心配で聞いてみた。
夜9時。
市内のホテルに向かう。
「明日どうする？」
飛行機は夕方だから、それまで何しようかって。
『グリコ見たい。』
「しょーもな(笑)」
『えー、、同じカッコして写メ撮るんじゃないんですか(笑)？』
「それはやめよな？」
ダサいからやめろ、って止められた。
その間もずっと手を繋いでくれてて、
「今日はホンマにごめんな？」
ってずっと謝ってくる。
『どうして謝るんですか(笑)？』
「えー、何となく。」
『今からは私だけの錦戸さんでしょ？』
「これからな？一生Aのもんやし。」
サチさんに会ってときめいた？って聞いたら、
「ビックリするくらいなかったわ(笑)」
『ウソつき、、』
「嘘ちゃうし！何年前の話やねん！」
ってまた怒られた。
「それに、、」
『、、？』
「俺がはよ二人になりたかったし、、」
鼻をポリポリ掻いてる。照れてる証拠だ。
『ホテルどこ？』
「駅直結やで。」
『あと何個め？』
「あと２つ。」
ちょうど、どこかの駅に着いた時、初詣帰りの人が、ドバッてなだれ込んでくる。
錦戸さんが慌てて私を壁際に寄せて守ってくれて、嬉しくて抱き付いたら、
「もーちょい我慢せえよ(笑)」
って、軽く頭突きされた。
混み合った車内はザワザワしてて、
錦戸さんが私の耳にキスしてる音はかき消される。
『ん、、』
「しー(笑)」
くすぐったくて、彼の胸に顔を埋めてキスから逃れる。
視線を感じて顔を横に向けたら、
『、、』
「、、///」
高校生くらいの女の子の二人組と目が合った。
恥ずかしいから、顔を反対側に向けて目を閉じる。
「どしたん？」
『ううん。何でもない(笑)』
って言ったのに、錦戸さんの私を抱きしめる腕に力が入った。
「しんどい？」
『ううん、大丈夫です(笑)』
何やねん、って言いながらも腕の力は弱まらなくて、
「あとちょっと、、」
って、私の耳元で囁いてまたキスされた。
女の子達がどういう表情してるのか分からないけど、見られてると思うとちょっと興奮しちゃう私は変態だ、、
錦戸さんに言ったらきっと、
「きっしょ」
って言われるから言わないでおこうと思ってたのに、、
「隣の女子めっちゃ見てくんねん。興奮するわ、、」
って同じ事言ってきて、ドキッてしたけど、やっぱり言わないでおこうと思った(笑)
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ひよりん(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！はい、何とか頑張ってみます(￣▽￣;) (2019年3月31日 11時) (
レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ききさん» わー！ありがとうございます(≧▽≦)ひよりんが荒んでるだけに、主人公ちゃんは最強に素敵な女の子にしております♪他の作品もよろしくお願いいたします！ (2018年7月17日 20時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - 初めまして！！友達に勧められて読みに来たんですが最高すぎます！主人公ちゃんも可愛いし錦戸さんの甘やかし方がツボすぎます！！他の作品もこれからがんがん読みます(^^) (2018年7月17日 20時) (レス) id: eb101c6279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年3月16日 16時
