常識 ページ16
「なぁ、アカン？」
『アカン。』
錦戸さんがキス以上を求めてくる。
『お店ではイヤだ。』
「えー、、お前カタブツやなぁ、、」
『常識です！』
「じゃ、ホテル行こっか？」
『明日しんどいもん(笑)』
すぐに出るから！お願いっ！って手を合わせてお願いされて、
『、、ばか///』
「よし！行こ！」
おいでおいで、って私の手を引っ張って、ノールックで電気のスイッチを切ってお店を出る。
残暑が厳しい日中でも、夜はだいぶ涼しくなってきた。
錦戸さんの前髪がサラサラ揺れてる。
キレイな横顔に見とれてたら、
「あんまり見んなや(笑)」
って、こっちを見ないで言う。
気付かれてたのか恥ずかしくて、
『前髪下ろしてる方が好きだなぁ、って(笑)』
うそ。何でも好きだけど、、
「前髪なぁ、、今日は時間なかってん(笑)」
って、照れてる。
繁華街の少し奥に入ると建ち並ぶラブなホテル。
『ホントに行くの？』
「はぁ？ケンカ売ってんのか？」
って本気で怒ってるから、
『はい、すみません、、』
素直に謝った。
１番普通のホテルを選んで入ったら、
『おぉ、スゴい、、』
ここは全部機械で処理するみたい。
「これが普通や(笑)」
部屋に入った瞬間、
「腹減ったからすぐ終わらすわ。」
パチンて空気が変わって、唇を塞がれる。
ベッドにたどり着く前に服を脱がされて、
ベッドにたどり着いた頃にはすでに繋がってた。
「もう終わる？」
『、、もう一回(笑)』
「メシは？」
『いらない、、』
「スケベ(笑)」
『いいの、、』
・
慌ててホテルを出て、終電に飛び込む。
「もー、Aんち泊まるー。」
最初は送るって言ってたのに、
帰るのが面倒くさくなったみたい。
シャワーを浴びて、狭いベッドに二人で寄り添って眠る。
『あー、、今日で最後だ、、』
「寂しい？」
『複雑(笑)』
寂しいけど、一緒に住めるのは嬉しい。
「後悔させへん。」
『うん、後悔はしてません。』
ちょっと胸がいっぱいになって、錦戸さんの胸に顔を埋めて目を閉じた。
翌朝、まだ眠ってる錦戸さんを起こさないようにそっと動いたけど、
「もー起きんの？」
ベッドが狭すぎて起こしてしまった。
『錦戸さんはまだ寝といてください(笑)』
ぎゅって抱きしめられてる腕をそっとほどいてベッドを降りた。
売り払ってほとんど何もない部屋で、
昨日コンビニで買った朝ご飯を、段ボールをテーブルにして食べてたら、
『何かわびしいなぁ(笑)』
って笑われた。
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ひよりん(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！はい、何とか頑張ってみます(￣▽￣;) (2019年3月31日 11時) (
レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - すごくキュンキュンしました！すごく良かったですまたこう言うの作ってください！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: a5f044e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ききさん» わー！ありがとうございます(≧▽≦)ひよりんが荒んでるだけに、主人公ちゃんは最強に素敵な女の子にしております♪他の作品もよろしくお願いいたします！ (2018年7月17日 20時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - 初めまして！！友達に勧められて読みに来たんですが最高すぎます！主人公ちゃんも可愛いし錦戸さんの甘やかし方がツボすぎます！！他の作品もこれからがんがん読みます(^^) (2018年7月17日 20時) (レス) id: eb101c6279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年3月16日 16時
