よくそれで ページ16
『中島さん、ちょっとトイレに忘れ物してきたんで、先行っててもらえますか？』
中島「待ってるよ。行っといで？」
『すぐ追い付けますので！入り口のところのレストランですよね？』
お昼時、みんなでレストランへ移動する途中、耐えきれなくなって、戦線離脱を決意。
中島「分かった。先行ってるね？」
『はい、すみません、、』
中島さん達と別れて、トイレに駆け込んでホッとひと息付いたら、
『、、ｸﾞｽｯ(泣)』
さすがにメンタル崩壊で、涙が出てきたから、
慌てて個室に入った。
錦戸さんは、朝からずっと幹部の人達といてて、目も合わない。
同期からは嫌われて、中島さん達にも気を遣わせて、、
『、、よし、帰ろう。』
何か言われたら、気分が悪くなった、って言えばいいだけだもん。
『お母さん、、笑顔はもう出ません、、ごめんなさい、、』
涙も落ち着いて、個室から出て、
お化粧を直してから外に出た。
平日だから人も少なくて、のんびりした雰囲気のパークを、出口に向かってとぼとぼ歩いてたら、
「やっとみつけた、、」
『、、』
ちょっとだけ息を切らせて、眉間にシワを寄せてる錦戸さんが、目の前に現れた。
「はよ行くで。」
って、私の手を掴もうとするから、
『や、、帰るの！』
咄嗟に錦戸さんの手を振り払った。
「勝手な行動すんなや。」
凄んだ低い声で、苛立ってるのが分かる。
『も、、辞めるもん。』
「はぁ？お前ふざけんなよ？」
完全に輩になって、私に絡んできた。
『も、、やだ、、みんなキライ(泣)』
近寄ってきた錦戸さんのお腹を押して距離を取ろうとしたら、
「辞めんなってー。」
って今度は優しい声で言いながら、優しく私の手を握った。
『錦戸さん、福田さんと付き合ってるのにこんなことしないで、、』
「あれはフリや。」
『、、へ？』
元カレが怖いから、付き合ってるフリしてくれ、って頼まれただけだって。
『、、どうして錦戸さんが？』
「そんなん知らん。俺が聞きたいわ。」
私の手を握ったまま、私の目を見つめる。
『言ってくれたらいいのに、、』
「後ろめたいもん。こんなん言うたら絶対A嫌がるもん、、」
『、、もん、って、、ふふっ(笑)』
「笑うな。シバくぞ。」
鼻をポリポリ掻きながら、握ってた手を引き寄せられて、錦戸さんの胸の中におさまる。
「ごめんな？俺人見知りやからさ、、」
距離の詰め方分からんねん。って、よくそれで接客業選んだな、って突っ込みたくなった。
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ひよりん(プロフ) - otakubo04さん» わー、、ありがとうございます(///∇///)はい、頭に入れておきますね、思い付いたら書かせてもらいます(≧▽≦) (2019年6月2日 21時) (
レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
otakubo04(プロフ) - こんにちは。たまたま読んだ作品にぐっとハマってしまいました。出来れば、続編か錦戸さんメインでの新作を期待します！^_^よろしくお願いします！ (2019年6月2日 19時) (レス) id: c5b0c741a6 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - さやさん» お誕生日おめでとーございます(^◇^)素敵な１日のきっかけになれて嬉しいです(///∇///)�⊂呂盍萃イ蠅泙后�！ (2017年3月16日 16時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 鈴華さん» うん、頑張るー！書きたいの多過ぎて大変だわ(￣▽￣;) (2017年3月16日 16時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ゆうこさん» やっぱり、男の人はこうであって欲しいという願望、妄想です(￣▽￣;)ひよりんもゆうこちゃん好きー(*≧∀≦*)いつもありがとー！ (2017年3月16日 16時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年3月3日 13時
