追いつけない恋 (青) ⑲ (ページ23)

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優しさページ23

たくさん摘んでたくさん食べて、大満足で車に乗る。

『楽しかった！』

「よかったねー(笑)」

16時。
さっき大倉さんから、

大ーギリギリでええよー

ってLINEがあった。

大倉さんとことはお互い合鍵を持ってて、
今頃うちでお鍋を作ってくれてるところだ。

「あと２時間あるけどどうする？」

『あのね、昨日ヒナちゃんに、、』

ボーナスのことと、両親のプレゼントのことを話したら、

「ええやん、何かしたり？」

『何してあげたらいいか分からなくて(笑)』

こんな大金もらったことないし、使い方も分かんない、って言ったら、

「旅行連れていってあげるか、物か、、」

『やっぱり旅行かな、、』

帰りに旅行会社寄ってみる？
って言ってくれて、駅前のお店に寄ってくれた。

「海外か、日本での贅沢か、、」

『この前の伊勢旅行良かったなー、、』

「ええやん、料理と部屋のグレード上げて、足代足したらええ値段やで？」

今度お母さんに予定を聞いてからまた予約することにして、今日はパンフレットだけもって帰ることにした。

うちに着いたらもうみんな揃ってて、

丸「お帰りー♪」

丸山さんが迎えてくれて、

横「イチゴやー！」

横山さんがイチゴを見てウキウキしてる。

大「鍋使わしてもろたで？」

『すみません、全部してもらって、、』

ええよー、って楽しそうにしてる(笑)

村「A、スケジュール教えて？」

『ちょっと待って(汗)』

急いでベッドルームに行って、仕事の鞄から手帳を取りに行って、高科さんからもらった資料をヒナちゃんに渡した。

今回も、大学の後輩さん達が色々お手伝いしてくれるって。

渋「PAは今回木部ちゃんしてくれるって。」

『木部ちゃん、、OK！』

手帳に[木部ちゃん]て書いたら、

亮「アホっぽいな(笑)」

普通[ちゃん]付けんやろ？って突っ込まれた。

『うるさいなぁ、、(汗)』

ｴﾘ「イチゴ狩りどうだった？」

『めちゃ甘かった！今度は女子で行こうね！』

心「うん、行く行く♪」

華「楽しみ！」

お鍋が出来上がって、

「「かんぱーい！」」

ミーティングなのに何故か乾杯から始まる。

村「とりあえず、プレゼンお疲れさん。」

章亮「「あざーす。」」

プレゼンの話になって、
ニューヨーク行くのは今回だけでいいようにしたって亮くんが言うから、

『スゴいねー、、』

って感心してたら、

亮「やって、Aまた寂しなるやろ？」

A死にそうなるやん、って笑う亮くんの優しさに泣きそうになった。