追いつけない恋 (青) ⑲ (ページ1)

今日:43 hit、昨日:13 hit、合計:1,457,035 hit

外界ページ1

誕生日の翌日から、章ちゃんは本格的にプレゼンの準備に取りかかる。

たまに亮くんが会社帰りにうちに来て、ご飯を食べながらミーティングしたりして、、

亮「次唐揚げ作って。」

『またぁ(笑)？』

亮「華の次にうまい。」

微妙に誉めてくれて、次のメニューをオーダーして帰っていく。

章ちゃんは、毎晩帰りは遅いけど、
イキイキしてて楽しそう。

たまに、いや、しょっちゅう、

「A、、キスして、、」

って先に寝てる私を起こして繋がる。

『しょ、、ちゃん、、』

「もっと啼いて、、しょうちゃんって言うて、、」

そんな日は、章ちゃんは睡眠２時間ほどで出勤する。

ｴﾘ「サイボーグだね(笑)」

『やっぱりそう思う？』

渋「アイツは仕事に対してノンストレスやからな(笑)」

朝のすばるくんのコーヒータイム。

『章ちゃんて昔からそんな感じ？』

渋「せやなぁ、、デカい仕事が入ったら、まず外界とシャットアウト。」

ｴﾘ「外界？」

渋「あ、女のことな(笑)？」

すばるくんとペアを組むことが多かったらしいけど、その期間は一切そういうことはなかったって。

『へぇ、、なんかホントにサイボーグに思えてきた、、』

渋「大倉の方がまだ人間味あるやろ？」

ｴﾘ「確かに(笑)」

アイツも大概サイボーグやけどな、って笑いながら最後のコーヒーを飲み干して、

渋「ほな、ごちそーさん♪」

キメ顔して自分の部署に戻っていった。

朝の日課のホームページチェックをしようと画面を開いたら、１通のメールが、、

『あ、高科さんだ、、』

(お世話になります。ちょっと変更部分があるので、今日そちらに14時頃伺ってもいいですか？)

ｴﾘ「来るの？」

エリちゃんが覗き込んで聞いてきた。

『うーん、、14時かぁ、、』

ちょうどヒナちゃんが来たから、
この事を聞いたら、

村「ええよ。Aだけおったらええんか？」

『多分、、』

じゃあよろしく、って社長室に入っていった。

ｴﾘ「イケメン？」

『好青年！って感じ。』

ｴﾘ「章ちゃんに見られないといいけど(笑)」

お昼休憩、

亮「お疲れー。」

『はかどってる？』

亮「おん、まあまあかな、、」

今はプレゼンのデモシステムを作ってるところで、

『自信あるみたい(笑)』

亮「分かる？結構楽しい。」

うん、ホントに楽しそう。

亮「章ちゃん、やっぱスゲエわ、、」

亮くんがめずらしく誉めてて、

『章ちゃんも亮くん誉めてた。』

って言ったら、

亮「きっしょ(笑)」

って照れてた(笑)