バカみたい ページ40
『お疲れさまでした。』
「いつ来たん？」
『後半５曲前くらいかな、、』
遅いわー！って私をガサガサ揺らす。
『ごめんね？』
「オーディションどうやった？」
『受かった(笑)！』
「うそん！？じゃあ、今日はおめでとう会やな？」
『うん(笑)』
よし、帰ろ！ってまた楽屋に入っていった。
ちょっとしてから、招待された人達が挨拶に来て、メンバーが廊下に出て対応してる。
すっかり帰る準備が出来た大倉さんにも、いろんな人が話し掛けてて、
『当分無理そうだな(苦笑)』
壁にもたれてボーッとしてたら、
「忠義くん！カッコ良かったー♪」
って可愛い声が聞こえたから、そっちを見たら、
『あ、、』
大倉さんの腕に絡み付いて、ベタベタしてる可愛い子、、
私と大倉さんが再会する前に、熱愛報道があった人だ。
いつの間にかじっと見てしまってたみたい。
不意に彼女と目が合って、、
クスッ♪
って勝ち誇ったように彼女が笑った。
大倉さんも困ってる様子もなくて、ニコニコ対応してる。
５分、、
10分、、
何よ、、私には他の男の人と喋るなとか言うくせに、、
何だか腹が立ってきて、、
でも、あそこに乗り込んでいく勇気もない、、
『藤沼さん？何かお手伝いすることありますか？』
藤「え？あぁ、、じゃあこれ、、」
メンバー分のイヤモニが入ってる箱を渡されて、
藤「メンステの上座にいるスタッフに渡してきてもらえますか？」
『はい、分かりました(^_^)』
そこのエレベーターで降りたらすぐだよ、って教えてもらって、まだ喋ってる二人を見ないようにしてその場を離れた。
エレベーターに乗ってステージに向かう。
思いの外すぐに着いて、近くにいた人に渡したら、もうお役御免だ。
何だかバカみたい、、
こんなことでイライラして。
ウザい彼女だと思われてるかも、、
楽屋に帰らないで、壁にもたれながら忙しなく動いてるスタッフを見てたら、
♪♪〜
『、、』
大倉さんからの着信。
『はい、、』
(どこ？)
『ステージの袖。』
(戻っといで。)
『、、やだ。』
(A？怒るで？)
『わ、、私の方が怒ってるもん、、』
もう怒ってるじゃん、、
でも、怖くないもん、、
(ヒカルちゃんのことか？)
『、、』
口に出したら絶対泣いちゃうから、黙ってたら、
(取りあえずそこおって。)
はぁ、、って大きなため息ついて、面倒臭そうにそう言って切られた。
『ｸﾞｽｯ、、(泣)』
絶対ウザいって思われた。
そんな自分がイヤになった。
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ひよりん(プロフ) - わこさん» おー、、今コメントに気付きました(汗)！ごめんね？受験もうすぐだよね？頑張ってね！！ (2017年2月6日 21時) (
レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
わこ - 受験生なのにめっちゃ読んでます♪すんごいおもしろい！これからも頑張って！ (2017年1月5日 23時) (レス) id: e8343f6434 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - やすだらーさん» たっちょんのヤキモチかぁ、、(*￣∇￣*)良いねぇ、、♪ (2016年12月17日 20時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 凛さん» そうそう、看護師さん優しくあってほしい。これひよりんの願望(*´ω｀*) (2016年12月17日 20時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ∞ゆず∞さん» そう、こっちも着実に二桁へ向かってます、、ヤバイよヤバイよ( ￣▽￣) (2016年12月17日 20時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年11月20日 16時
