どの面 ページ13
もらった１万円で、エリちゃんと華ちゃんとソフトクリームを食べて、そろそろ帰る時間。
送迎バスに乗って、５分ほど先の駐車場に向かう。
まだ15時過ぎだから、蝉がうるさいくらいに鳴いてて、
鈴「うるさ、、蝉とかほんと嫌い。」
バスに乗り込んで、鈴華さんの席を通りすぎる時にポロっと言ってた。
バスを出発して15分ほど山を下りた所の毎年お世話になってるホテル。
鈴華さんと誠司さんは同じ部屋にして、私はエリちゃんと二人。
華ちゃんは営業部の渡辺さんと同じ部屋にしたから分かれてしまった。
一応、女子と男子は階を別にして、
間違いが起きないように配慮する。
章「高校生か(笑)！！」
って突っ込まれたけど、、
部屋に入ってすぐ、露天風呂に行って、
『あー、、極楽！』
ｴﾘ「気持ちいいねー♪」
もう化粧も落としちゃって、部屋着に着替えて宴会までテレビ見たりダラダラしてたら、
コンコン！
『章ちゃんかな？』
ちょっと胸を弾ませてドアを開けたら、
『、、鈴華さん、、』
鈴「ちょっといいかな、、」
さっきまで見せてた刺々しい雰囲気はなくって、ちょっと泣きそうになってて、、
ｴﾘ「どうしたの？あ、、」
後ろから覗き込んできたエリちゃんが、
ｴﾘ「Aのこと嫌いなんじゃないんですか？」
何しに来たの？って強めに言ったら、
鈴「指輪を無くしてしまって、、ｸﾞｽｯ」
誠司さんからもらった大事な指輪なの、
って泣き出した。
『何処で？』
鈴「多分駐車場だと思う、、」
ｴﾘ「だから何？どの面下げてんの？」
鈴「今日の態度は謝るわ、、だから一緒に探してほしいの、、」
タクシーを待たせてるから来てほしい、って。
嘘ついてるようには見えないけど、、
ｴﾘ「信用できない。」
鈴「そうよね、、ごめんなさい、忘れて、、」
肩を落として帰っていく彼女が何だか可哀想に見えて、
『分かりました、行きます。』
ｴﾘ「A？あんたマジで言ってんの(汗)？」
『エリちゃんは、章ちゃん達に知らせ、、』
鈴「内緒にしてほしいの！無くしたなんて彼が知ったら、、」
『、、』
少しの沈黙が流れたあと、
ｴﾘ「分かった。私も行く。」
『ダメだよ！エリちゃん虫とか暗いとこ苦手でしょ(汗)？』
エリちゃんはシティーガールだから、大自然が苦手だ。
ｴﾘ「でも、Aが心配だもん、、」
鈴「宴会までには帰ってくるようにするから。」
そう約束して、携帯と財布だけ持って、部屋着のままホテルを出た。
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ひよりん(プロフ) - な お ?さん» 初コメントありがとうございます(*≧∀≦*)番外編考えてまーす！好きになってくれてありがとー(///∇///) (2016年11月27日 8時) (
レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
な お ?(プロフ) - 初コメント失礼します…追い恋終わってほしくないです…！本当にこの話大好きなので、続編とか番外編とかしてください（；＿；） (2016年11月25日 20時) (レス) id: f555273a16 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - クララさん» あーん(T-T)番外編もあるよーヽ(・∀・)ノ (2016年11月23日 19時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 大倉忠子さん» うおー、ウェルカム青eighter＼(^o^)／特別なものにしてくれてありがとうございます。いつまでも読んでもらえるように頑張ります！！ (2016年11月23日 19時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 式部さん» よかったよかった♪うんうん、頑張るっ！！ (2016年11月23日 19時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年10月22日 19時
