左手 ページ1
17時に水族館を出て、手を繋いで駐車場まで行く。
「今度は朝からデートしよな？」
『うん。今度ね(笑)』
車に乗って、シートベルトをしてたら、
「ちょっと寄りたいとこあんねんけどいい？」
『、、？うん、いいですよ(^_^)』
そう言ったら、携帯を耳にあてた。
「あ、すんませーん、大倉ですー。」
今から行っても大丈夫ですか？って確認してて、
「じゃあ、30分ほどで着きますー。」
って携帯を切って、車を走らせた。
『どこ行くんですか？』
「ちょっとねー♪」
何だかご機嫌の大倉さん。
カレーの美味しい店でも見つけたのかな、って思いながら、私も少し楽しみになった。
けど、、
連れてこられたのは、大きなガラス扉の両サイドに警備員の人が立ってる、私は一生お世話になることのないブランドのお店で、、
中からスーツを着た女性が、
「大倉様、お待ちしておりました。」
って彼を迎えた。
大「どうもー。」
いつでもどこでもユルい彼の返事に緊張が少し解れた(笑)
奥の立派なソファーに案内されて、
女「すぐお持ちいたします。」
って言って奥に消えていって、
違う女性がコーヒーを出してくれた。
『あ、ありがとうございます。』
「ありがとー。」
もうすぐ閉店時間なのか、店内にいるのは私達だけで、、
『何か買うの？』
「そう、オーダーしててん。」
『へぇ、、』
オーダーとか出来るんだ、、
何をどう掘り下げたらいいのか分からなくて、話すのを止めた。
数分後、
女「お待たせしました。」
白い手袋をして、ベルベットのアクセサリー台を持って、さっきの女性が戻ってきた。
その台の上に大きなハート型の石の付いたシルバーのリングが乗ってて、、
『キレイ、、』
女「着けてみられます？」
大「おん。」
『、、』
大「、、」
女「、、」
大「いや、君のやっ(爆)！」
って私の頭をペシッて突っ込むけど、、
『私の！？何で(汗)？』
大「やってー、今年の誕生日プレゼント無かったやろ？」
『そうだったっけ？』
とりあえず着けてみ？って促されて、
そっと右手を出したら、
大「違う、左手やろ？」
『、、』
大「ひーだーりーて！」
って言いながら、
私の左手を取って、
薬指にそれをはめた。
女「ピッタリです(^_^)」
『誕生日プレゼント？』
大「婚約指輪とも言う(笑)」
『っ！！』
大「結婚してくださいとか言わんで？」
『どうして？』
大「言うたやん、運命やって。」
ってキザな言葉に泣けてしまった。
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ひよりん(プロフ) - さゆりんさん» こちらこそ、勉強忙しいのにありがとーさ (2016年10月27日 18時) (
レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - さっちゃんさん» 溢れすぎてヤバいね、、書きながらニヤニヤしてまうー(*≧∀≦*) (2016年10月27日 18時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ∞ゆず∞さん» たっちょんと亮くんコンビは特にユルいからね(笑)あの雰囲気は好きやわー(〃∇〃) (2016年10月27日 18時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - すばちゃんさん» 責任も何もなく自由でしたからねー(笑)ほんと、大学時代なつかしいですー(*￣∇￣*) (2016年10月27日 18時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ぱるさん» ひよりんもー♪我慢できるー(///∇///) (2016年10月27日 18時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年10月1日 22時
