珍しい ページ23
ライブハウスのあるビルを見つけて、地下へ続く階段を降りる。
防音扉の前に小さなカウンターがあって、
『あ、、』
そこに、リサさんと食堂で見た女の人達が受付をしてた。
躊躇してたら、リサさんが私に気付いて、
ﾘｻ「Aちゃん！」
って叫ばれた。
覚悟を決めてカウンターまで行って、チケットを出したら、
ﾘｻ「忠義くんからもらったの？」
別れたって聞いてたけど、あっけらかんと緑のチケットをピラピラさせて聞いてくるから、
『はい、いただいて、、』
隣の女の人が、
「へえ、、珍しい。」
ってボソッて呟いた。
ﾘｻ「ナナちゃんじゃないとか初めてじゃない？」
、、ナナちゃん？
ﾘｻ「ナナちゃんってね、忠義くんの幼馴染みでー、」
女「そうそう、体弱いのにいっつもライブに来て、絶対に体調崩してたっちょんに送ってもらうっていう(笑)」
ﾘｻ「でも、今日はAちゃんを選んだんだー、、」
大倉さんのバンドは大人気らしくて、メンバーでさえもチケット配分が１枚ずつしかないとか、、
で、それぞれメンバーカラーのチケットを作って、誰を呼んだのか見分けるみたい。
ドリンク引き換えチケットをもらって中に入ろうとしたら、
「A！」
『亮くん(^_^)』
亮「来たん？」
『うん、大倉さんにチケットもらったから。』
亮「へえ、、あ、２階の方がゆっくり見れる、、」
「亮ちゃん！」
声がした方に二人で振り向いたら、亮くんの携帯の待ち受けに写ってる彼女が立ってて、
亮「ユリ、、」
私を見て困ってるから、
『早く行って(笑)』
亮くんの背中を押して、私は防音扉を開けて中に入った。
すでに人が結構入ってる。
人混みを掻き分けて、何とか烏龍茶をもらってから、２階に上がる螺旋階段を登って、ベンチに座った。
下を覗いたら、亮くんが彼女と楽しそうに話してて、
『お似合いだなぁ、、』
なんてのんびり見てたら、
「Aちゃーん！」
数日ぶりの大倉さんが、下で手を振ってるから、
手を振り返して頭も下げた。
螺旋階段を、凄いスピードで上がってきて、私の隣に座ってる人を押し退けて、隣に座った。
「迷えへんかった？」
『はい。すぐ分かりました(^_^)』
「めっちゃ可愛いやん♪」
ライブ前なのか、少しテンションが高いみたい(笑)
『あ、そうだ、、』
携帯のことを言おうとしたら、
♪♪〜
大倉さんの携帯が鳴って、
「はい、、おん、、は？ナナ来たん(汗)！？」
って大倉さんが焦りだした。
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奈央(プロフ) - ひよりんさん！こんにちは！ひよりんさんの作品本当に好きで読まさせていただいています！この作品は初っ端から泣いてしまってやばいです笑 すごく好きです！私涙系好きなんですよね！（いきなり）これからも、応援してます！p.s 溺愛彼氏も好きです笑 (2019年1月21日 13時) (
レス) id: 038dba520f (このIDを非表示/違反報告)
桃缶(プロフ) - はじめまして あなたが見えなくなるまでを読ませて頂きました 短編集も読んでみたくて …パスワード教えて頂けたら嬉しいです (2018年5月24日 16時) (レス) id: e25f80f185 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - まずは、くうさんに不快な思いをさせてしまったことをお詫びします。申し訳ございません。ただ、私が表現したかったのは、現代の若者の非情さや浅はかであって、決して病気のことではありません。くうさんの病状が少しでも回復されますよう、お祈りいたします。 (2018年2月15日 12時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - あの、私リュウマチです。難病です。骨の変形とかあって見た目も悪く結構しんどい病気です。「おばあちゃんが飲んでる」爆笑ってありますけど、ちょっと意味がわからない。いずれにしても爆笑のネタになる病気なんてないです。 (2018年2月15日 7時) (レス) id: 013c00f8ce (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - まだ終わらないでください！追い付かない恋も好きです♪♪両方頑張ってください////応援しています¨∞∞ (2016年7月6日 18時) (レス) id: b88ea62637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年6月24日 18時
