限界 ページ12
「目ぇつぶらんな(笑)」
『、、、』
おーい、Aちゃーん！って呼ばれるけど、動けない。
今、キスしたよね？
「ごめん、、イヤやった？」
眉を下げて、困ったように言うから、
『ちが、、違うの、、その、ビックリして、、』
恥ずかしくって俯いた。
もう、閉館間近で殆ど人がいない。
「Aちゃん？」
『はい？』
俯いたまま答えたら、
「もっかいしてもいい？」
『えっ！？』
顔をあげた瞬間にまた唇を塞がれた。
今度は食むような、、
そんなキス。
優しくて、暖かくなって、自然と目を閉じてた。
ゆっくり唇が離れて、
「帰ろっか、」
『はい、、』
帰りはずっと手を繋いでくれて、私が降りる駅まで送ってくれた。
「家まで送っていくで？」
『いいです、いいです(汗)！ほんとに！』
「もうちょっと一緒にいたいんやけど、、」
『ムリ、、もう限界です///』
これ以上一緒にいたら死んじゃうって言ったら、
「(爆)！死なれたらイヤやから帰るわ(笑)」
って言ったのに、
なかなか帰らないから、
『あの、、お見送りするので。』
「Aちゃん？」
『はい、、？』
「、、また会ってくれへん？」
『へ？、、あ、あの、大倉さんが良ければ(^_^)』
「ほんまに？」
『はい(笑)』
「ありがとー！！」
って言って、ほっぺたにキスされた。
『っ///！』
ほなね！ってものすごい笑顔でホームへ続く階段を昇っていった。
『、、』
あー、心臓に悪い。
ちょっと放心状態で立ってたけど、電車が来るアナウンスで我に返り、また私もホームへ戻ってバイトへ向かった。
昨日のバイト時、店長に、デートなので時間変更してくださいって言ったら、喜んで19時からにしてくれた。
しかも、その日は頭が冴えてたのか、バイトでも動きが良くって、店長に誉められる♪
都合の良いことに、目も見えてるような気がしてきた(笑)
帰ってからも、初めて尽くしのデートを思い出しては恥ずかしくなって、寝不足のまま大学に行くことになってしまった。
正門の前で立ってる亮くんに声をかけた。
『おはよー。』
「おはよー、、」
私の顔をジーっと見てるから、目を合わせながら通りすぎた。
「なあなあ、」
『何(笑)？』
結構な近さで後ろから声をかけてくる。
「たっちょんとデートしたん？」
『あー、、うん。した。』
「何で？俺とはせえへんのに？」
『亮くん、彼女いるでしょ(笑)？』
そう、亮くんには他の大学にとびきり可愛い彼女がいる。
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奈央(プロフ) - ひよりんさん！こんにちは！ひよりんさんの作品本当に好きで読まさせていただいています！この作品は初っ端から泣いてしまってやばいです笑 すごく好きです！私涙系好きなんですよね！（いきなり）これからも、応援してます！p.s 溺愛彼氏も好きです笑 (2019年1月21日 13時) (
レス) id: 038dba520f (このIDを非表示/違反報告)
桃缶(プロフ) - はじめまして あなたが見えなくなるまでを読ませて頂きました 短編集も読んでみたくて …パスワード教えて頂けたら嬉しいです (2018年5月24日 16時) (レス) id: e25f80f185 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - まずは、くうさんに不快な思いをさせてしまったことをお詫びします。申し訳ございません。ただ、私が表現したかったのは、現代の若者の非情さや浅はかであって、決して病気のことではありません。くうさんの病状が少しでも回復されますよう、お祈りいたします。 (2018年2月15日 12時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - あの、私リュウマチです。難病です。骨の変形とかあって見た目も悪く結構しんどい病気です。「おばあちゃんが飲んでる」爆笑ってありますけど、ちょっと意味がわからない。いずれにしても爆笑のネタになる病気なんてないです。 (2018年2月15日 7時) (レス) id: 013c00f8ce (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - まだ終わらないでください！追い付かない恋も好きです♪♪両方頑張ってください////応援しています¨∞∞ (2016年7月6日 18時) (レス) id: b88ea62637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年6月24日 18時
