結局 ページ44
バンドの練習がある金曜日。
昨日契約も取れて、すっかり元の甘い章ちゃんに戻った。
マンションを出る前、章ちゃんが、
「今日の練習見に来る？」
『ううん、行かない(笑)』
「何で？」
見たいって言うかと思った、って言うから、
『私が入っちゃいけない空気があると思うから。』
「寂しくない？」
『会えたときの感動が大きいから大丈夫(笑)』
困った顔して、
「ありがとう。」
って言って私のほっぺたを手のひらで撫でたから、
『頑張ってね♪』
その手にすり寄って、早く帰って来たくなるように頑張って可愛さを絞りだしたら、
「早く帰ってくる！！」
まんまと引っ掛かった(笑)
もう休む？って振り切ったこと言うから、
『行くよ(笑)！』
って言って、嫌がる章ちゃんを引っ張って出勤する。
電車を降りて章ちゃんと歩いてたら、
「おはよー。」
大倉さんが私の隣に並んだ。
『おはようございます。』
曲出来た？って今日の練習の話を始める。
「おん、大体出来てる。」
あそこのリフさー、とか専門用語が出てきたから、おとなしくしておく。
大「A練習来んの？」
『ううん、行かない(笑)』
出来た彼女やなーって大倉さんが言うから、
『エリちゃん今日暇？』
大「おん、俺終わるの待っとくってー。」
じゃあ、エリちゃんとご飯行こうかなって言ったら、二人がバッてこっちを見るから、
『な、何(汗)？』
大「大丈夫なん？」
章「いっつも声掛けられてるやん。」
あー、エリちゃん可愛いいもんねーって思ってること言ったら、
大「こういうヤツが一番危ないねんって。」
「ほんまに、もっと自覚持ちなさい。」
なぜか、責め立てられるから、
『居酒屋じゃなければ大丈夫だって(笑)』
可愛いイタリアンのお店に行くからって言ったら、納得してくれた。
大「ほんま、ライブもめっちゃ心配やねんってー。」
『私たちは二人が心配です。』
章ちゃんが、ファンサービスはするけど、それ以上はないって言ったけど、
そこじゃなくって、、
『大人の色気には勝てないもん。』
章ちゃんが、キョトンってして、
「大丈夫や、俺がイけるのはお前の体と啼き声だけや。」
大「分かる！最近えろいDVDでさえも感じんようになったもん。」
「見たいとも思わんなぁ。」
エレベーターの中で、結局また中学生トークになってしまったから、
『お疲れ様です。』
敢えて触れずエレベーターを降りた。
エリちゃんにすぐLINEして、ご飯の約束をした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1965人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆりちぱ(プロフ) - お付き合いどころかもーいくらでも読みます！笑 (2016年4月17日 8時) (
レス) id: 6464ed10e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ゆりちぱさん» 終われないんですー(汗)終わりたい気持ちなんですけどね( ￣▽￣)二人が好きすぎて、、もう少しお付き合いください！ (2016年4月17日 8時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 章ちゃん、大学時代は相当でしたからねー(苦笑)。題名の意図を汲み取ってもらえて嬉しいです(*≧∀≦*) (2016年4月17日 8時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - なすえいたあさん» いつもありがとうございます！うんうん、だんだん二人に、愛着が湧いてきて止まらない感じです(*￣∇￣*) (2016年4月17日 8時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちぱ(プロフ) - 終わっちゃうんですかー(><)終わったらさみしいので終わらないでください← (2016年4月16日 16時) (レス) id: 6464ed10e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年4月6日 7時
