二人がいい ページ32
大倉さんとエリちゃんが帰って、
『ご飯作るね。』
キッチンに行こうとしたら、
私の腕を掴んで、
「今日は何か食べに行こっか？」
って言って、私を抱き寄せた。
『うん、何処行こっか？』
「、、どしたん？」
『何が(笑)？』
「泣きそうな顔してる。」
ぎゅって私を抱きしめて、優しい声で言うから、
『何でもないよ、、』
「泣いてもうてるやん(笑)」
ぽろぽろ涙が溢れてきた。
親指で私の涙を拭きながら、
「Aのちょっとの変化もすぐ分かるねん(笑)」
さあ吐けって、ソファーに座らされて、その前に章ちゃんが膝まづいて私を覗き込む。
さっきのエリちゃんと大倉さんみたい。
『別に、、なんでもな、、』
「A？」
『、、ちょっと、思い出しただけ、、』
章ちゃんに資料室で言われた失恋宣告。
エリちゃんの気持ちが伝わって、ちょっと思い出しちゃっただけだよって言ったら、
「あれは、俺にとって人生の汚点や(苦笑)」
困った顔で俯くから、
章ちゃんのほっぺたを両手で挟んで、今度は私が覗き込む。
『章ちゃん？ぎゅってして。』
ソファーから私を下ろして、抱きしめてくれる。
『ほんとに、ちょっと思い出しただけだから(笑)』
私を少し体から離して、
おでこをくっ付けて、
そのまま唇が重なる。
私を甘やかすときにしてくれる、優しい深いキス。トロトロ溶けそうなあったかい舌を絡め合ってから、
「ご飯行こっか？」
『うん、焼き肉！』
「よっしゃ！」
私を立たせて、手を握ってどこがいいかなーって言いながら玄関に行く。
靴を履こうとしたところで、何だかやっぱり二人きりでいたくなって、章ちゃんの手を引っ張った。
「どしたん？」
『やっぱり行かない。』
「、、。」
『章ちゃんと二人がいい。』
ふっと笑った章ちゃんが、
「ええよ。」
って、私をまたリビングに連れ戻して。
「どうしたい？」
『甘やかしてほしい、、』
「了解(^_^)」
お互いまだスーツのままで、ベッドルームに行って、キスをしながらジャケット、シャツを脱がし合って、繋がる。
やっぱり涙が出てきちゃって、
「泣きなや(笑)」
ペロッて涙を舐めながら、私を揺らす。
『、、しょ、ちゃん、、オシゴトハ？』
「Aが寝るまでここおるよ。」
やから、集中してって、何度も大波を泳ぐ。
いつの間にか眠ってて、隣を見たら章ちゃんはいなかった。
時計を見たら夜中の２時。
章ちゃんの香りの残る枕を抱きしめてまた目を閉じた。
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ゆりちぱ(プロフ) - お付き合いどころかもーいくらでも読みます！笑 (2016年4月17日 8時) (
レス) id: 6464ed10e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ゆりちぱさん» 終われないんですー(汗)終わりたい気持ちなんですけどね( ￣▽￣)二人が好きすぎて、、もう少しお付き合いください！ (2016年4月17日 8時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 章ちゃん、大学時代は相当でしたからねー(苦笑)。題名の意図を汲み取ってもらえて嬉しいです(*≧∀≦*) (2016年4月17日 8時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - なすえいたあさん» いつもありがとうございます！うんうん、だんだん二人に、愛着が湧いてきて止まらない感じです(*￣∇￣*) (2016年4月17日 8時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちぱ(プロフ) - 終わっちゃうんですかー(><)終わったらさみしいので終わらないでください← (2016年4月16日 16時) (レス) id: 6464ed10e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年4月6日 7時
