11人目。2

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あれから私は学校へ行き

クラスの皆とは和解できて、

とても仲が良く、

山ちゃんともまぁ少しだけ話せて、

ほかのメンバーとも仲良く、

お仕事も順調、

めでたしめでたし


…とはいかないもので、

私が加入して初めてのJUMP会議。

そうです。

LIVEです。

ライブだよっしゃぁぁぁあ！！

っていう気持ちだけでいっぱいになればいいのにさ。

薮「今回はみんなでペア組んで歌作るっていうのどう？」

八「どう？って…もう決まってんだろ？」

薮「はは、まぁね。」

あぁ、やぶひかだ〜ってボーっとしてたら

高「A？くじ引いて、」

貴「へ？なんの？」

高「なんのってペアのだろw」

あー、くじ引きになったんだー。

って。

そこに書いてあった名前は

"山田”

ほんと神様ってなんなの？

いるの？私のこと嫌ってんの？

ひどくない？不公平だよ！！！




山「おーい、A？」

貴「……ん？」

山「歌詞とかどうする？」

貴「私的には恋愛系がいいかな」

山「ん」

貴「でもちょっと普通じゃないのがいい」

山「普通じゃない？」

貴「うん、例えばね、＿＿＿＿」

山「！ いいねそれ！」

貴「ホント！？」


まぁ、順調ってとこかな。

山ちゃんとも話せるってか

もう、忘れないとなんだよね…


山「A？じゃあこの感じでいい？」

貴「あ、うん！がんばろーね！」

山「…おう！」


私が普通の女子高生だったら、

この気持ちは伝えられてたのかな。

いや、まず山ちゃんに出会ってないや。


＿そうだよ私は、11人目として入ったんだよ、

後悔しちゃだめなんだよ。

仕事と恋愛どっちを取るかなんて、

簡単にわかることなのに。

この気持ちに蓋をすれば、

苦しむのは私だけ。

仕事を捨ててしまえば

ファンの方もメンバーも涼介も、

みんなが傷つく。



って言っても

やっぱり自分を守っちゃう自分がいる。

気持ちを伝えないなんて出来るのかな。









結局わたしは









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