47 泣いて ページ47
レオン「そんなの考えてる暇ねえんだよ！！」
突然の大声に、Aは思わず驚く
レオン「人間だとか神だとか、そんなんどうでもいいんだよ！！
俺らは、お前を仲間として、Aとして受け入れるって言ってんだよ！」
ノラ「そうだよ。
A、オレに言ってくれたじゃん。
友人であることには変わりないって、受け入れることができないくらいの小さな器じゃないって」
A「ですが……！」
カヲル「A。
俺たちはAのことを信じてる。
Aの過去は知らないけど、少なくとも、俺の知ってるAは俺たちを殺さないって。
それにさ、俺たちに話してくれたのって、俺たちのことを信用してくれてたからなんじゃない？」
ノラ「うん。
だって、自分の秘密を打ち明けるのってすごく怖いんだもん。
嫌われないか、怖がられるんじゃないか、とか不安になる」
レオン「でもお前はそれを話してくれた。
俺たちを信用して、自分をさらけ出した。
それにお前、泣いてるぜ？」
レオンに言われて初めて気づく
Aの白い頬に、涙が一筋流れていた
A「どう、して……涙が……。
見ないでくださいませ……。
泣くだなんて、武士として恥____」
レオン「仲間の前くらい、泣いていいじゃねえか」
ノラ「オレたちにはそういうところも隠さないで」
カヲル「秘密も弱い所も受け入れるのが、本当の友達で仲間だろ？」
______私は、無意識のうちにこの方々を信じていた……？
顔を上げれば、眩しいほど微笑む3人がいた
胸のあたりが軽くなり、暖かいものが広がるような感覚だ
涙がまた溢れ流れる
A「人間って、本当に変わった生き物……。
ありがとうございます……。
こんな気持ち初めてで、どうしたらよいのか……」
レオン「そんな時は笑ったらいいんだよ」
Aはとろけるような笑みを浮かべた
この上なく美しく、そして愛らしく微笑む
その時、雲の隙間が光った
A「この気配……！！」
ノラ「昨日の奴ら……？」
光は筋を作り、だんだんと強さを増す
そして光は4人の側に落ちた
レオン「眩しっ……！！
敵襲か！？」
A「主様……」
徐々に光が消え、中のシルエットが浮かび上がった
穏やかそうな着物の女性がこちらに微笑みかけてくる
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仮面を被った猫(プロフ) - とうふうさぎさん» ご指摘ありがとうございます！これからもミスをしてしまうと思いますが、どうぞよろしくお願いします！ (2018年5月27日 23時) (
レス) id: a272e68b65 (このIDを非表示/違反報告)
仮面を被った猫(プロフ) - 妹舞さん» そう言っていただけてすごく嬉しいです！まだまだ未熟ですが、どうぞ暖かい目で見守ってください！ (2018年5月27日 23時) (レス) id: a272e68b65 (このIDを非表示/違反報告)
とうふうさぎ(プロフ) - 4話のところで「シエルは男性恐怖症」ってなってますけど女性ですよね？お話の続き更新楽しみにしてまーす (2018年5月27日 19時) (レス) id: 5da4774cc8 (このIDを非表示/違反報告)
妹舞 - 私の愛してるアプリ二つをコラボ…！そして宣伝！そして内容とてもいい！ありがとうございます！ (2017年12月16日 22時) (レス) id: dffb3f017a (このIDを非表示/違反報告)
月輝(プロフ) - おっふ...薬研ニキイケメンやな.../////((あ、マジカルデイズ名前変えちゃったんです...【ノラのパーカー】です。見つけたらヨロシクお願いします(( (2017年8月12日 18時) (レス) id: d9acc59419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面を被った猫 | 作成日時：2017年3月6日 20時
