17 忍者 ページ17
A「(私は強くない
自分を卑下するのは品格を下げてしまう行為だけれど、それでも、もっと強ければ、あのときも…
私のせいで、あの御方がっ……)」
レオン「おい、A！！」
A「っ！」
シアンやジークフリートがいなくなったあとでも、Aは黙り込んで俯いていた
レオンはAが怪我をしてない方の肩を強く揺さぶった
ハッとして顔をあげると、皆、心配したような表情でAをみていた
レオン「お前、様子がおかしいぞ
なんか、思い詰めてる感じだし
俺が近づいてきてるのだって気づいてなかったんだろ？」
A「何でもありません
少し考え事をしていただけです」
ツバキ「それより、その肩の傷を治すほうが先よ
急いで戻りましょ」
カヲル「A、歩けるか？」
A「はい、問題ありません
…と、その前に私少々用事がありまして…
先に戻っていただけますか？」
ツバキ「そんなに大事な用事なの？」
A「ええ」
ツバキ「…わかったわ」
レオン「おい、ツバキ！
怪我人を放っておくつもりか！？」
ツバキ「その怪我人の意思を尊重しなくてどうするの
それに、Aちゃんなんだから下手なことはしないと思うわ
そりゃ、私だって心配よ…」
A「私は大丈夫です
安心してくださいませ
危ないと思えば、自分で治療しますから」
Aはいつもどおり淡々と言った
だが、威圧感も含まれていた
“誰にも知られたくない、本当に大事な用事があるから戻ってほしい”と言っているようだ
レオン「…わかったよ」
A「ありがとうございます
それでは…」
Aはそう言うと、消えるかのように素早く移動した
レオン「あいつ、本当に何者なんだ…」
カヲル「戦いにも痛みにも慣れてる
身体能力はイオリさん並みかそれ以上
そして、常に持っている刀、か…」
リオ「やっぱり忍者なんじゃないかなー？
あ、でも手裏剣とかは見たことないね
いつも刀で戦ってるから」
カヲル「いやいや、武器の問題じゃ…
けど、忍者が一番しっくりくるかもな」
リオ「俺、初めて忍者に会った〜☆」
カヲル「そうと決まったわけじゃないし…
まず、忍者が本当に存在するのかわからないだろ？」
リオ「Aは？」
カヲル「だから決まったわけじゃないってば」
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仮面を被った猫(プロフ) - とうふうさぎさん» ご指摘ありがとうございます！これからもミスをしてしまうと思いますが、どうぞよろしくお願いします！ (2018年5月27日 23時) (
レス) id: a272e68b65 (このIDを非表示/違反報告)
仮面を被った猫(プロフ) - 妹舞さん» そう言っていただけてすごく嬉しいです！まだまだ未熟ですが、どうぞ暖かい目で見守ってください！ (2018年5月27日 23時) (レス) id: a272e68b65 (このIDを非表示/違反報告)
とうふうさぎ(プロフ) - 4話のところで「シエルは男性恐怖症」ってなってますけど女性ですよね？お話の続き更新楽しみにしてまーす (2018年5月27日 19時) (レス) id: 5da4774cc8 (このIDを非表示/違反報告)
妹舞 - 私の愛してるアプリ二つをコラボ…！そして宣伝！そして内容とてもいい！ありがとうございます！ (2017年12月16日 22時) (レス) id: dffb3f017a (このIDを非表示/違反報告)
月輝(プロフ) - おっふ...薬研ニキイケメンやな.../////((あ、マジカルデイズ名前変えちゃったんです...【ノラのパーカー】です。見つけたらヨロシクお願いします(( (2017年8月12日 18時) (レス) id: d9acc59419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面を被った猫 | 作成日時：2017年3月6日 20時
