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にしても、どうやら分断されたようだ。校内の廊下の暗さと打って変わって端に灯される炎による光がそこそこの光量となって辺りを照らす。上手く着地したワタシは周囲の気配を辿るがどうやら近くには誰もいないらしく完全に警戒されている様子。あの時脅しすぎたかなと思いつつ、彼らのことは一旦端に置き本来の目的である微かな呪力を追うべく目に呪力を充てた。……残穢はない。移動しているようにも感じるが一体全体何なんだと少しばかり辟易。
とぼとぼ一人で歩いているが迷路みたいで一向に景色が変わらないのもつまらない。呪力に近づく感覚も地下に入ってからは進展がないし、ワタシの思い違いか、呪力に似ただけの魔力の類なのかと疑い始めた頃だ。カキンと何か金属がぶつかり合う音が近くで聞こえ頭を抱えた。君じゃない、今会いたいのは君じゃないんだよマッシュくん……!!
しかし呪力反応はこの先だ。避けて行くには酷く遠回りになる。術式もあまり使いたくないので仕方がないが行くしかない。はあと溜息をつきながら歩いていく。すると案の定マッシュくんがまた無茶苦茶しでかしているようで、誰の何かは知らないがデカい剣をバントのスタイルで構え、同じデカい剣の猛攻を一つ一つ弾いていた。避けるんではなくしっかり迎撃するところ舐め腐ってるとしか思えない。マッシュくんって実はドSだろ、無自覚天然ドSなんて一番タチが悪いぞ。笑いそうになる口元を手のひらで必死に抑えながら経緯を背後で見守っていると、ふとワタシに気づいたのはマッシュくんではなくその向こうにいたらしい人間の方だったようで、お前は……と明らかにマッシュくんに向けてでは無い二人称を呟いた。そこで初めてマッシュくんも振り返り、その脇から見えた向こうの人物もまた知る人物であった。
「んげげ、ツートン兄……!」
「レイン・エイムズだ。変な渾名はやめろ」
「すみません」
「セイナちゃん。大丈夫だった?」
「そっちこそ何だかんだボロボロじゃん。何してたのさ」
「や……普通に戦ってたけど……」
話してる間もシュークリームを頬張る手を止めないところは流石マッシュくんのマイペースだとは思うが、会話中に頬張られると返答がいつもの倍遅いので一旦飲み込めよと指先で無理矢理口の中に詰め込んでやった。
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イルカ(プロフ) - タイトルのセンスが好きすぎるw私もMASULEの長編書いてるので、お互い頑張りましょう！！ (5月14日 18時) (
レス) id: d56883c9cd (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い(プロフ) - そうなんですね！pixivでこのお話が好きで続きは出ないかと待っていたんです！まさか占いツクールで見れるとは嬉しいです！これからも頑張ってください！ (4月8日 18時) (レス) id: 634999ff12 (このIDを非表示/違反報告)
ことこと(プロフ) - 推しが尊いさん» コメントありがとうございます！同名義にて活動しておりますよ！こちらの作品もpixivにて冒頭のみ公開しております。 (4月8日 17時) (レス) id: 623c5aa870 (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い(プロフ) - あの、もしかしてですけど、pixivやってますか？ (4月8日 17時) (レス) id: 634999ff12 (このIDを非表示/違反報告)
ことこと(プロフ) - Miさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (4月8日 7時) (レス) id: 83368f9285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2024年4月7日 14時
