【ｄ！】死んだけど、成仏できないので働きます。 (ページ30)

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最終話ページ30

自由奔放に喋り始めた各自。

俺はその中でもほぼ空気と化しながら優雅に窓辺に座って半笑い状態。

まぁ、いずれはきっとバレると思っていたし

あの状況は仕方ないよな、うん仕方ない仕方ないと自分に言い聞かせてソファーに座る。

それから少し経った後、俺の正式な入軍が決まり全幹部に訳と俺の紹介が通達された。

俺はその日の夜食堂で自己紹介をする。

みんなの前でも実体化可能になった俺は自分の好きなチーズインハンバーグを頼み

シャオロンの隣でガツガツ頬張った。やっぱりあそこのチーズインハンバーグむっちゃ美味しいんだよな。

gr「お前そういえば動物小屋行ったりしたか？」

『ん？いっはへ！(いったで！)』

gr「ひとらんが吃驚してきた時があってな。あいつ怖いの苦手だから」

『ひょーはほほにひふほ？(今日はどこにいるの？)』

gr「外だ、我々国の外。最近できた日常国と言うものがあってない…」

『へぇ、そうなんだ。』

zm「後でA手合わせしようぜ！」

shp「あ、自分も射的見てみたいっす」

ut「え？！ショッピ君？！汗」

tn「お前ら少しは黙って食えや！！！」

kn「Aとグルッペンはどんな関係なん？」

gr「あぁ、幼馴染だ。」

sp「バレちゃったけど、受け入れてもらえてよかったやん？」

『そうだなー…まぁいい結果…だったの、か？w』

rbr「グルッペンの突然の無茶振りにこっちは仕事三昧やけどな」

『ｽｲﾏｾﾝﾎﾝﾄ…』

楽しい雰囲気のまま夕ご飯を終え、それぞれの仕事につく。

積もる話もあるだろうが、今はそんなことをしている暇はない。

俺はもう当然のようにふよふよと廊下を歩きながら(？)うろちょろする。

幽霊だからなんなのか分からないがトラップが発動しないためどこにでも行きたい放題だ。

グルッペンやトントン、オスマンの部屋といった危険度の高かった場所にでも向かおうかな〜

『流石に食後にゾムとの手合わせはきついって断れてよかったな〜
　最初気配だけしか分からなかった時の動きやばかったしw』

はは、と一人で思い出し笑いをしながらその日を過ごした。

月がとっても綺麗で、月光が我々国の本部を照らしていてとっても綺麗な夜だったと思う。

その次の日から、俺は急遽入軍したグルッペンの知り合いであり

護衛役という雇われの見身という設定で世に出され無事兵士の人たちに認知完了。

数名悪戯した兵士たちとか視えてる兵士たちは心底びっくりした顔してたけど，しょうがないよね。