【ｄ！】死んだけど、成仏できないので働きます。 (ページ18)

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第六十一話ページ18

gr「みんなに、新たな仲間を紹介しよう。」

そういって全兵士と全幹部が集められたグラウンド。

その横にはもちろん、オスマンとトントンが立っている。

総統閣下であるグルッペンは勿論、我々国の全勢力が今ここに集まっているんだ。

それなりに警備も厳重な状態で皆は外に集められた。

gr「俺の引き抜きでな。今日から新しく幹部としてサポート隊の大隊長にまわってもらう、
　チーノ助教だ。」

ci「初めまして、チーノと申します～。自分幹部なんて大層な役職もらっちゃって
　ますけどもね、まだまだ新参者なのでお手柔らかに色々、教えてくれると助かります！」

あ、あの時の媚媚マン…

今日から正式に幹部入りなんだ。

ハンバーグの一件から数日後、昼頃に呼ばれたと思ったら

それは媚媚マンもといチーノさんの入軍会だった。

ばんざーいと、素直な兵士たちはグルッペンをよほど信用しているらしく

いやな様子疑う様子をまるっきり見せずに歓迎している。

サポート隊の隊長も、やっと大隊長様がこられる…！と半泣き状態で少し笑った。

サポート隊というのは、名前の通り色々なところの補佐をするお仕事だ。

一番楽なように見えて、結構いろいろなことが出来なければ入れない特殊部隊だったりもする。

近距離第一第二部隊の遠征や地形の整理、情報部隊のサポートや資料PC、オスマンやトントン、

グルッペンの側近のお手伝いだったりと結構なんでもできないといけないところである。

あんまり見に行ったことなかったけど、今度行ってみようか

ci「あ！アルバートさーーーん！！！！」

俺を見た瞬間に手を振り走ってきたチーノ。

ウンちょっと待ってくれるかなこの場所には当然三強も兵士もいるんだよね

ci「アルバートさん！！俺入軍無事にできましたよ！！」

『えーっと…ちょっと落ち着いてチーノさん』

gr＆os「アルバート…？」

tn「なんでチーノがその名前を…」

ci「アルバートさん！！」

なんでチーノさん君はそんなに意味もなく名前を呼ぶんだ

やめてくれロボロさん助けて

『チーノさん、落ち着いて。
　ここには人がいる、誰もが俺のことを視えるわけじゃない。
　だからここで変に注目を浴びれば観光客だと思われるぞ』

ci「確かに…！ありがとうございますアルバートさん」

『あと…アルバートもやめてくれ。王族の象徴というのなら猶更だ。』

ci「A、でしたっけ。」

『そうだ。そっちで呼んでくれ。』