第八話 ページ10
…もとより、俺はここで結構いいところについてたんだ。
兵士に指導をし管理する上官だった。
そのことについては覚えている。
兵士たちをまとめ上げクソみたいな上からの命令に従いながら
兵士たちのモチベーションと上との命令の間にワンクッション挟む役割もして
それなりには金ももらっていた。
…まぁ今死んでるしほぼ記憶ないからどうでもいいんだけどな。
俺の話はこれくらいにして、まだぐずってるグルッペンに石を投げる。
gr「おい！！！Aェやったな？！ｗ」
『うるさいな、さっさと諦めろ。』
gr「お花畑は言い過ぎだろう！！」
『なんも言ってなァだ』
木に登ろうとしてきたグルッペンを足蹴りして地面に落とす。
どうやら木に登るのが糞下手なこの国の現総統閣下。
『国のお偉い様はとっととこんな場所じゃなくもっといいところに
要塞でも城でも気づいて仕事してくださーい』
gr「だからここをだな」
『ここは俺の家ですー。』
gr「だからお前をだな」
『まだ言うか』
ぎろ、とそろそろ本気でだるくなってきたので圧をかける。
が、やはりそれだけで引き下がる様子を見せないグルッペン。
『だから言ってるだろ、俺は死人だ。』
gr「でも今こうして話をしているだろう！！」
『そのうえ怨霊だ』
gr「武器が壊れようと体調が悪くなろうと軍人だ、
死人に負けていては生人に勝てるわけがない！」
『その死人に今アンタは全面拒否されてんだよ』
このまま言い合ってもめんどくせぇと思った俺は木の上じゃなく
要塞の屋根の上に移動した。
したでなにか聞こえるような気もするが構わず俺は寝る体制をとる。
今のこの時間本来なら俺はお昼寝タイムだ。
俺のお昼寝タイムを邪魔するな。
なぁ、クリーパー。
zm「なんでそこまで仲間にならへんの？」
『お前は死人と仲間になるのか？』
zm「いやまぁ俺はAと一緒に飯食ってみたいなとは思うけど」
『俺は死人だぞ、食うのは人間の生気だ』
zm「でも」
『でもじゃない』
zm「ちえ。」
それだけいって去っていったクリーパー。
其れから数時間した後やっと折れたグルッペンはまた来るぞ！！と叫んでから
豚に引っ張られて軍へと帰っていった。
まったく、無理だと言っているんだ。
それに俺はこのまま寝て起きての繰り返し生活を楽しむんだ。
人の生気を食べないと消えてしまうというのなら、それもまたいいだろう。
どうせもう死んだ命だ、最期の時を楽しむよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海老天2(プロフ) - 神ですね。ありがとうございます (2022年8月1日 19時) (
レス) @page4 id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
＠優斗（まさと）(プロフ) - 柚衣さん» あざます！初心者のゴミ副産物なので上手く行かない事も在りますがよろしくお願いします！ (2022年8月1日 17時) (レス) id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
＠優斗（まさと）(プロフ) - はく。さん» あ成程？そういえばそうやん俺馬鹿やん！！ｗ何度もすいません！！ｗ (2022年8月1日 17時) (レス) id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
はく。 - ＠優斗（まさと）さん» 再度失礼します。『我.々だ』のところを検索避けしてほしいという意味ですm(__)m (2022年8月1日 17時) (レス) id: a5036f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
柚衣 - 続き、めちゃくちゃ楽しみです！更新頑張って下さい、応援してます(*≧∇≦)ﾉ (2022年8月1日 13時) (レス) @page3 id: a954c39e8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優斗_1128 x他2人 | 作成日時：2022年8月1日 10時
