第八話 ページ10
次の日。
朝になって、爆音で目が覚めた。
どうやらお向かいさんが言うには我々国がお向かいさんを迎えに来たらしい。
…まてよ国が人を迎えに来るってこの人結構偉い人なんじゃ……
とりあえずおいておこう。うん。今目の前に砲撃ではねられた刃むき出しの剣が
少年めがけて壁大破した状態で飛んできてるからね、今そこ気にしてる場合じゃないから。
『少年！！！！』
髪留めをとっさに外して石の飾りの部分で跳ね返す。
少年を左手で抱えた時、バランス崩してちょっと腕から血ィ出ちゃったけどとりあえず退避！汗
すぐに後ろに下がって砲撃から少年を守るように立つ。
『大丈夫か、少年？』
少年の両肩を手でつかみながら離す。
『少年、俺は少年に何があったか知らないしどんな罪を犯したのか知らないけどさ！！！
俺目の前で自分より幼い命を見過ごせるほど合理的にゃなれねぇんだ！』
そう言って、少年を抱き上げて背中で牢屋に体当たり。
衝撃でゆるくなっていたのか簡単に檻はとれた。
？「こっちや！A」
お向かいさんが地下に空いた穴を通り抜けて、上から手を差し伸べてくれる。
左手で少年をもって、痛む右手でその手を取りながら這い上がった。
見えた景色は全部灰色で、ザ戦争中です！って感じだったけど
今は死に物狂いで鎧も武器も持たず
度胸と少年を左手に抱えてお向かいさんと一緒に走り、物陰に隠れた後
お向かいさんが胸ポケットから小さな機械を出して話してたな。
多分なんか通信機みたいなやつ。
お向かいさん曰く我々国はここから三国も離れた遠い場所で、さすがに
我々国の技術をもってしても地下室からじゃ通信が届かないらしい。
？「これでオッケーや。あんさん、その腕大丈夫か？」
『あぁ、大丈夫です。裁き仕事なんでたまに失敗するとこんな感じでしたよ(笑)』
『少年は大丈夫か？』
抱えてる少年は、不思議そうにずっとこちらの顔を見つめていた。
『俺は子供を置いてったりしないからな。大罪人でも改心すればなんぼだから！ｗ』
？「って、その少年も連れて来たんか…あんさん優しいなぁ…
其の優しさに漬け込む輩がこの世界にはたくさんおるから、気ぃ付けよ！」
ガキンッ、といつの間にかどこから出したかわからない小刀で
飛んできた破片を飛ばしながらいうお向かいさん。
まぁ、誰彼構わず優しくするわけじゃなぁだから、大丈夫だとは思うけどな。
悪い奴は悪い奴で普通におまわりさんに突き出します。
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Masatoサブ＠3(プロフ) - ｼﾝｼﾞﾝさん» ありがとうございます！亀更新＆また垢消えた泣ですが頑張ります！ (2023年1月6日 9時) (
レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾝｼﾞﾝ - めっちゃ面白いです!!!!応援してます (2023年1月4日 20時) (レス) @page47 id: 46a033504b (このIDを非表示/違反報告)
優斗 - こあさん» ありがとうございます…うぉおぉぉおおやさっささっさっすぃいいぃぃい（深夜テンション (2022年12月18日 0時) (レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ストーリー性が面白いから見てますね！ (ハート押しときます！) (2022年12月18日 0時) (レス) @page46 id: b820e4a724 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - 君でしたねこれは失礼(( (2022年12月4日 17時) (レス) id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優斗_1128 | 作成日時：2022年9月24日 8時
