第六話 ページ8
『少年、仕方ないから諦めるんだ。』
スト、とベッドから降りて少年のいた場所の横に座る。
すると少年は戻ってきて、俺の隣に座った。
なんか懐かれちゃったな………w
大罪人に()
お向かいの方とここを出たら、俺はどうするんだろうなぁ…
とりあえず望みは少ないけど、元いた現世に帰れる方法を探す………ってもどうやってって話だもんな。
この世界が異世界が認知されてるかどうかもわからないんだから、まずは知るところからか…
ここに図書館って存在すんのかね。
天井を見つめながらぼけーっとしていると、
少年が動いて膝に手をついてきた。
『？なんだ、少年』
？「………」
少年はただ俺の太ももに手を当てながらじぃっと不思議そうに見つめている。
今まで誰とも触れ合ってこなかったのか…？
謎が多い少年だな…何で大罪人になったのかもわかんないし。
まぁ少年以前にここ異世界だからわかんなくて当たり前か…w
『なぁ、少年。少年は喋れないのか？』
？「………」
『あいうえおーって。言葉だ言葉』
？「………」
うぅん、反応がない。
こちらを見ているだけにも見えるし、そもそも理解できてんのか…？
パンは食べた。パン…は。うん。
わかんねぇなぁ〜〜〜
はぁ、とため息をついて天井を見上げる。
俺の店今どうなってんのかな…あそこ俺1人でやってたから俺いなくなったら潰されんだろうな………
何とかそれまでに戻りたいけど全てがフラグに聞こえてしまうこの現状が悲しい。
？「あんさん、あっちでは何してた人なんや？」
『捌き屋ですよ。』
？「捌き屋？解体作業か？」
『あー…こっちの世界では戦争は法律で禁止されてるんです。
なので人の解体は医療で解剖でもしない限りないんでそっち系じゃないんですけど、
魚とか業者の人に依頼で肉捌いたりとか、色々してましたよ。』
？「それってまるっきり一からなん？」
『はい。』
？「1人で？」
『そうです。』
？「はえー…すげぇな、俺らの世界ではそのー…法律？かなんか知らんけど
そんな決まりはなくて、戦争してるから人の解体作業とかたまーにすんねんけど
結構力いるんよな…それを1人でハナからやるって相当すごいわ。」
耐性あるんやな、と言われ一つ疑問を抱く。
『貴方は軍人さんか何かなんですか？』
戦争で解体作業をするってことは、どこかの軍に所属してたりするのか？
この世界は未だわからないし、少しでも聞いておいたほうがいいなー。
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Masatoサブ＠3(プロフ) - ｼﾝｼﾞﾝさん» ありがとうございます！亀更新＆また垢消えた泣ですが頑張ります！ (2023年1月6日 9時) (
レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾝｼﾞﾝ - めっちゃ面白いです!!!!応援してます (2023年1月4日 20時) (レス) @page47 id: 46a033504b (このIDを非表示/違反報告)
優斗 - こあさん» ありがとうございます…うぉおぉぉおおやさっささっさっすぃいいぃぃい（深夜テンション (2022年12月18日 0時) (レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ストーリー性が面白いから見てますね！ (ハート押しときます！) (2022年12月18日 0時) (レス) @page46 id: b820e4a724 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - 君でしたねこれは失礼(( (2022年12月4日 17時) (レス) id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優斗_1128 | 作成日時：2022年9月24日 8時
