検索窓
今日:9 hit、昨日:28 hit、合計:51,327 hit

第二十三話 ページ26

それから数日。

俺はベッドの上で安静にする日々が続いた。

聞こえてくるグラウンドの訓練の様子を聞いていたら、

なんだか体育をさぼって保険室で寝ていた時のことを思い出す。


『は〜今日もいい天気だなぁ。戦争がこの間まであったなんて信じられないな〜』

ここからは街の様子は見えない。

広いし軍の本部ともなれば壁も高い。

でも明らかに穏やかな雰囲気に包まれてボケボケしていると、こつこつと

重めの靴の音が響いてくるのが分かった。


相変わらずコネシマさんはここで読書をしている。

多分護衛的なことをしてくれているんだと思う。あれから対して話とかはしていない。

がらがら、とドアを開けて入ってきたのは三人の男だった。


ガタイのいいなぜかマフラーをつけた男、

薄い茶髪で何処かおしゃれな男、?

金髪で珍しい赤い目をした綺麗なブロンド髪の男だった。


tn「はじめまして、異世界人さん。
  俺はトントン。ここのまぁ…詳しいことは言われへんけどいろいろ大事なことやってます」

os「オスマンめぅ〜トントンと同じやで」

gr「俺はグルッペン・フューラーだ。
  ここの総統をしている。」


『総統……閣下?!』

え、ってことは王様じゃん。そんな人が俺に何の用??あれ俺なんかしたっけ??


gr「なに、そんなに構えるな。
  ただ挨拶に来ただけだ。軍の部下だからな、一応は」

tn「っていうのは建前で、本音は?」


ジト目でトントンさんが閣下を見る。

すると閣下はギクッ、といった表情で言った。


gr「…………イセカイニツイテ興味アルナワタシ」

わざと片言で言う閣下。

tn「何が軍の部下じゃ、グルさん新しいもんに興味津々なのばれてんねん」

gr「新しいものがあったら試したくなるだろう」

開き直ったかのように堂々と答える閣下。

つまり…


『異世界のことについて教えればいいんですか?』

gr「教えてくれるのか!それはありがたい!」

『まぁ、俺一般人なので国の機密情報とかはわかんないんですけど』

gr「いや、そういうのではない。」

os「めぅ〜、甘いものはあっためぅ?」

tn「待て待て待てお前ら、Aさんは今病人なんやで!
  グルさんが試そうって言った毒でこうなってんねやからまずは謝るんや!!!」

『いやいやいや、自分が勝手に被弾?被剣?しだだけなので!!』

gr「ム、必要ないと言っているゾ」

tn「遠慮せんでも文句つけて殴ってもええんですよ」

いや頭飛びますってそんなことしたら。

第二十四話→←第二十二話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
271人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , 軍パロ , 捌き屋
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Masatoサブ@3(プロフ) - シンジンさん» ありがとうございます!亀更新&また垢消えた泣ですが頑張ります! (2023年1月6日 9時) (レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
シンジン - めっちゃ面白いです!!!!応援してます (2023年1月4日 20時) (レス) @page47 id: 46a033504b (このIDを非表示/違反報告)
優斗 - こあさん» ありがとうございます…うぉおぉぉおおやさっささっさっすぃいいぃぃい(深夜テンション (2022年12月18日 0時) (レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ストーリー性が面白いから見てますね! (ハート押しときます!) (2022年12月18日 0時) (レス) @page46 id: b820e4a724 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - 君でしたねこれは失礼(( (2022年12月4日 17時) (レス) id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:優斗_1128 | 作成日時:2022年9月24日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。