SUPER★DRAGONの唯一の女の子 Part3

#だぁれ？ ページ18

【ジャン】


レッスン終わりの昼下がり。


ジャン「今から、昼飯食いに行くって言ったら来る人ー」


洸希「俺行くー、」


楽「今日はごめん。パス。」


和哉「あ、俺もパス。」



俺が問いかけると、様々な意見が飛び交う。


自称俺の姫は(((



『ん、？あ、毅行く？？』


毅「俺行くよ。」


『じゃあ行こうかな、！』



なぁんだ。結局毅頼みかぁ〜。


まぁ、毅もAも来てくれるしいいかな。




今日パスした人は先に帰って、どこに食べに行くか決めてから出る事にした。



楽「じゃあねー！Aちゃん！！」


和哉「また今度。」


『うん！バイバイ！！！』


毅「さてと、どこに食べに行く？？」


『あ、駅前のパンケーキ屋さん行きたい！！』


洸希「それは結構やばいなぁ(笑)」


『え！？なんで！！』


ジャン「だって、パンケーキ屋さんって女の子が行くやつでしょ？(笑)俺らが言ってもねぇ？」


『ぶー。』



鼻垂れるAも可愛いことで。



毅「じゃあ今度デートした時に行こ。そこのパンケーキ屋。」


『やったぁー！！！！好き！！！！』


毅「ふふふふ。(ドヤ顔)」




勝ち誇ったような目でこっちを見ないで貰えますか？？？





まぁなんやかんやあって、近くのお寿司屋さんに行くことに。



外に出てみれば室内とは対照的に暑い。


肌に汗がつたってるのがよく分かる。



洸希「確かこっちだ。行こ。」


『うん！！』



なんて元気で洸希と毅の手を引いて走ろうとしたAの後ろから聞き慣れない声がした。



「あれ、Aじゃない！？」


『ん、あ、かずやくん？』




カズヤと呼ばれたその男は俺達が見えてないかのようにAに近付く。

チラッと毅を見てみると物凄くAを心配するような目で見ていた。



「ちょうど塾が終わったんだ！そっちはレッスン？？」


『そう、今終わったの。』


「ならちょうど良かった！！今から一緒に遊ばない？？」



同級生か？Aと同じ学校の制服を着ているのは間違いない。



『あー、ごめんね。今からこの子達と一緒にご飯食べに行くの。』


「そっかー、」


『そうなの。じゃあバイバイ！』



一件落着したと思ったこの話。

俺たち4人は後ろを振り返って歩こうとした時



「待って！！」


毅「は、」



男はAの腕を掴んでまた話そうとした。

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