◆求めた ページ9
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─そして私は、そのお酒の本当の意味を知らずに、どんどん口に運んだ。
「次は、これなんていかがでしょう。」
そう言って相葉さんがまたカクテルを差し出してくる。
それを一口ふくむと、グレープフルーツが効いた口当たりのよいものだった。
そしてだんだん、気分も良くなってくる。
いつもは酔わないはずなのに、今はなんだかふわふわしてとても気持ちいい。
「あれ、私おかしいな。なんかふわふわする･･･」
頭ではそろそろ帰らなければ、と思っているのに身体が言う事を聞かない。
「お客様、」
相葉さんがカウンターの中から出てきて、私の隣りに歩み寄ってくる。
「いや、□□さん。」
耳元で艶っぽく囁かれたそれは、私の鼓膜を確かに揺らした。
「･･･今夜、俺と一緒にホテル行きません？」
酔って思考回路も冷静な判断もぐちゃぐちゃになった私は、
「･･･うん。」
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目の前にぶら下げられたその時だけの熱と快楽を、欲のままに求めた。
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蓮 架(プロフ) - Yumiko Haradaさん» コメントありがとうございます(*´Д｀) 大人な相葉くんを書きたかったので、バーテンダーにしてみました(笑) 蓮架もドラマ好きでした！笑 (2013年11月5日 18時) (
レス) id: 73c955a866 (このIDを非表示/違反報告)
Yumiko Harada(プロフ) - こんあいば。バーデンダーのドラマ大好きです (2013年11月4日 23時) (レス) id: a9d94a8163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 架 | 作成日時：2013年10月29日 20時
